台風18号、福島第一原発作業員が心配するのは原発だけではなかった

台風18号の接近で、福島第一原子力発電所の状況はどうなっていたのだろうか。原発作業員が心配するのは原発のことばかりではなかった…。

台風18号の接近に伴い、東京電力は福島第一原子力発電所で予定していた屋外作業を朝から全て中止した。現場ではケーブルやホースなどの資機材を固定したり、重機の転倒防止などの対策を行った

現地で収束作業にあたる原発作業員のハッピーさんは、6日午前11時30分頃、台風の状況について「体を支えるのがやっとで作業は無理」とツイートした。

福島第一原発では、汚染水をためるタンクの雨水漏れ対策として、タンク周りの堰を二重化するなどの対策を行っている。6日午前10時59分頃、1号機付近で漏えい検知器が作動したが、東電はWEBカメラで現場を確認。建屋に流れ込んだ雨水が、漏えい検知器を動作させていることを確認したと発表した。

福島第一原発4号機 ライブカメラより

気象庁はこの日午前11時19分、福島第一原発のある浜通り地方に大雨(土砂災害、浸水害)、洪水、暴風、波浪、高潮警報を発令。6日夕方までは1時間の最大雨量が70ミリになる可能性もあるとして、注意を呼びかけている。

なお、現地へ通う作業員からは、避難によって空き家状態となっている地元の状況を懸念する声もあがっている。

台風が通過した後には、福島第一原発には水たまりができているという。

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