【エボラ出血熱】大流行の国リベリアの悲惨な現実がわかる、胸をえぐられるような写真

写真家のジョン・ムーア氏とムハンマド・エルシャミー氏はエボラ出血熱との戦いの最前線で撮影を行っている。

エボラ出血熱との戦いで痛ましいニュースが飛び込んできた。10月10日、世界保健機構(WHO)はエボラ出血熱の大流行が発生してからの死者が4000人を超えたと発表した。アメリカでは12日にアメリカ疾病対策センター(CDC)の検査により、8日にエボラ出血熱で死亡した患者の治療を担当していた看護師が感染したことが確認された

死者のほとんどはリベリア、ギニア、シエラレオネの3カ国で発生している。デヴィッド・ナバーロ国連特使は死者の数は3〜4週間ごとに倍増するという見通しを示し、国際的な支援が大量に動員できない限りはエボラ出血熱流行の早期解決は不可能だと警告した。

写真家のジョン・ムーア氏とムハンマド・エルシャミー氏はエボラ出血熱との戦いの最前線で撮影を行っている。彼らは西アフリカのエボラ出血熱患者とその家族たちの痛ましい現実を写真に収めてきた。リベリアの首都、モンロビアでの胸をえぐられるような写真の数々を見ると、エボラ出血熱の計り知れない影響を知ることができる。

2014年10月10日、リベリア・モンロビア エボラ出血熱の遺体処理チームのメンバーが28歳の女性メキエ・ナグべさんの遺体を火葬するために搬出するとき、ある女性が土をかけようとしている。ナグべさんは市場の露天商人で、彼女の親族によると、10日の早朝、エボラ出血熱患者の隔離施設に出かけるため家の外に出た時に突然倒れ、死亡した。愛する家族を埋葬するのはリベリアの風習では重要とされており、エボラウィルスに感染した遺体が火葬のために隔離されてしまうのは、残された家族にとって最も心理的に痛手となってしまう (John Moore/Getty Images)

2014年10月10日、リベリア・モンロビア メキエ・ナグべさんの遺体を火葬するために遺体処理チームが到着したとき、母のソフィア・ドーさん(写真右)とナグべさんの娘で9歳のアルスネ・クノーちゃん、9カ月のビューティ・マンディちゃんが泣き叫んでいた。(John Moore/Getty Images)

2014年10月10日、リベリア・モンロビア 遺体処理チームが火葬のためナマ・ファムビューレさんの遺体を搬出しようとする際、46歳の夫ヴァーニー・ジョンソンさんが泣き叫んでいた。ジョンソンさんと彼の家族によると、ファムビューレさんは1年以上前から原因不明の病気にかかっていたといい、エボラ出血熱の犠牲者として火葬されることに抗議している。 (John Moore/Getty Images)

2014年10月10日、リベリア・モンロビア エボラ出血熱で死亡したハンフェン・ジョンさんの親族が悲嘆に暮れている。(Photo by Mohammed Elshamy/Anadolu Agency/Getty Images)

2014年10月10日、リベリア・モンロビア エボラ出血熱で死亡したハンフェン・ジョンさんの親族。(Photo by Mohammed Elshamy/Anadolu Agency/Getty Images)

2014年10月10日、リベリア・モンロビア エボラ出血熱の遺体処理チームがワンルームマンションから4歳の少女の遺体を搬出する。(John Moore/Getty Images)

2014年10月10日、リベリア・モンロビア郊外のニュー・クル・タウン 防護服を着た遺体処理チームが、ベッドで死亡していた54歳の女性の遺体を運搬している。2014年10月10日、リベリア・モンロビア

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