行政長官を選ぶ選挙制度をめぐって学生たちがデモを続ける香港で、地元議会の議員が語ったデモ隊を排除すべきだとする理由が話題になっている。この議員は「カンフー映画を見れば、傘が危険なことは常識」という理由で、排除すべきとしているのだという。
香港のサウスチャイナ・モーニング・ポスト紙が掲載した「『傘は催涙ガスより危険』と中国政府寄り議員」と題された記事によると、指摘を行ったのは香港行政立法会(議会)議員の梁志祥氏。
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梁氏はカンフー映画を証拠に「傘は攻撃的な武器になり得るというのは常識。しかし多くの議員は全く歴史を無視している」「傘は野良犬から身を守るときにも使われる。攻撃的なものだ。しかし、催涙ガスは役に立たない。デモ隊を倒すことができず、彼らは何度も立ち上がる」と述べた。
都市日報・香港版によると、梁氏が証拠として挙げたカンフー映画とは、リー・リンチェイ(ジェット・リー)主演の「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ」。清朝末期に活躍した実在の武術家である黄飛鴻を主人公にした映画で、傘を使ったアクションが有名だ。
一連のニュースを受け、インターネットでは「ジョークだよと言いたい」などの声があがっている。
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ジョークだって言いたい…。(香港のユーザー)
歪みは限りなく、政治家は恥知らず…。(コペンハーゲンのユーザー)
いや、カンフー映画だけでない。歴史的に見ても、西洋人だって傘の攻撃には免疫がない。
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【訂正】 2014/10/17 17:35
当初の記事で、映画の主演者を「ジャッキー・チェン」としていましたが、正しくは「リー・リンチェイ(ジェット・リー)」でした。
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