10月17日に、韓国・ソウル郊外にある京畿道城南(ソンナム)市の野外コンサート会場で起きた換気口の崩落事故で、イベント担当者の1人が18日朝、別の場所で死亡しているのが見つかった。17日夜に警察から事情聴取を受けており、近くの建物から飛び降り自殺したとみられる。時事ドットコムなどが報じた。
死亡したのは京畿科学技術振興院の運営企画チームの30代男性の担当者で、同院は事故が起こったイベントの費用の一部を負担することになっていた。18日午前7時ごろ、建物脇の路上で、死んでいるのを通行人が見つけて通報した。担当者は18日午前2時から3時20分まで警察の事情聴取を受けたという。
(時事ドットコム:主催者側担当者が自殺=16人死亡の換気口崩落事故-韓国より 2014/10/18 12:03)
韓国・聯合ニュースによると、遺書などは見つかっていないとされるが、この担当者は亡くなる直前、SNSに「最善を尽くして一生懸命生きてきたが、思いもよらぬ事態が発生した。事故で亡くなった人に申し訳ない気持ちだ。真剣さはわかっていただきたい」と投稿。続いて、家族に「すまない。愛している」と投稿していたことが確認されたという。
この事故は、人気アイドルグループらの野外コンサート会場で、一部の観客が乗っていた換気口のふたがフタが落ち、そこに乗っていた観客がおよそ20メートル下に転落したもの。16人が死亡、11人が重軽傷を負った。FNNニュースによると、換気口の周辺には警備員が配置されていなかったほか、フェンスなども設置されていなかったという。
【関連記事】
ハフィントンポスト日本版はFacebook ページでも情報発信しています。
ハフィントンポスト日本版はTwitterでも情報発信しています。@HuffPostJapan をフォロー