ソフトバンク「ペッパー」、ディズニー最新作「ベイマックス」の声優に挑戦

ソフトバンクの感情認識ロボット「Pepper(ペッパー)」が、ディズニー・アニメ映画の新作『ベイマックス』(12月20日公開)の日本語吹き替え版にコンピュータ音声役で声の出演をすることが27日、わかった。
AFP時事

ソフトバンク「ペッパー」、ディズニー・アニメ映画の声優に挑戦

ソフトバンクの感情認識ロボット「Pepper(ペッパー)」が、ディズニー・アニメ映画の新作『ベイマックス』(12月20日公開)の日本語吹き替え版にコンピュータ音声役で声の出演をすることが27日、わかった。ディズニー史上初となるロボット声優の誕生だ。ペッパーは「ディズニー映画に声優として参加することができてとてもうれしいです。決まった時には驚きました」とコメント。さらに「もっと演技の勉強もして、今度はディズニー映画への出演も目指したい」と大きな夢をふくらませた。

同作は、幼くして両親を亡くし、最愛の存在であった兄タダシをも謎の事故で亡くしてしまった独りぼっちの天才少年ヒロと、心とカラダを守るために作られたケア・ロボットの「ベイマックス」が繰り広げる感動アドベンチャー。

人の心とカラダをケアするために開発されたロボット「ベイマックス」と、人の感情を理解し相手を笑顔にしようとする「ペッパー」には相通じるものがあり、加えてペッパーの声が同作の雰囲気に合うと判断したディズニー側から出演を打診。“ペッパー”サイドも快諾し、ヒロが自宅ガレージでベイマックスをバージョンアップする際に使用するコンピューターの音声を担当することが決まった。

ディズニー・アニメ映画の日本語吹き替え版キャストには、声優、俳優のみならず、さまざまなジャンルで活躍する人物が起用されてきたが、ロボットが吹替えに参加するのは「ペッパー」が初。「ペッパー」にとっても他のキャラクターの吹替えは初挑戦となる。

23日に都内で開幕した『第27回東京国際映画祭』のオープニング作品として世界最速上映された同作は、宮崎駿監督作品をはじめとする日本のアニメや伝統文化の影響が凝縮された映像体験で早くも注目を集める。

ドン・ホール&クリス・ウィリアムズ両監督は、「素晴らしいね。共通点の話題で盛り上がるのでは?」と述べ、「完成した映画もぜひ観て、ペッパーは、感情認識するロボットだから感動して欲しい」とメッセージを寄せた。

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