元交際相手などのプライベートの画像をインターネット上に流出させる「リベンジポルノ」と呼ばれる嫌がらせに対し、罰則を新設する法案が11月18日午後、衆院本会議で全会一致で可決された。参院に送付済みで、19日の本会議で成立する見通しだ。
リベンジポルノ法案の名称は「私事性的画像記録の提供被害防止法案」。法案は、委員長提案の形で国会に提出され、議員立法でまとめた。
法案では、元交際相手をプライベートで撮影した性的な画像を、被写体の人物を第三者が特定できる方法でインターネット上に提供するなどした場合、3年以下の懲役か50万円以下の罰金を科すとしています。また、こうした画像を拡散させる目的で特定の人に提供した場合にも、1年以下の懲役か30万円以下の罰金を科すとしています。さらに、インターネット上の画像の削除について、現在ある法律では、投稿した側から7日を経過しても反論がなければ削除できるとなっていますが、この期間を2日に短縮するとしています。
(「リベンジポルノ」法案 衆議院で可決 NHKニュースより 2014/11/18 15:49)
この後に開かれた参議院総務委員会でも、法案は全会一致で可決された。法案は、衆議院が解散された場合も、今の国会で成立する見通し。
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