羽生結弦、NHK杯で復帰 鈴木明子氏「明日につながる演技だった」SP 1位は無良崇人

フィギュアスケートのグランプリシリーズ最終第6戦、NHK杯が11月28日に開幕し、男子ショートプログラムで羽生結弦がケガからの復帰戦に臨んだ。
Yuzuru Hanyu of Japan performs during the men's singles short program at the NHK Trophy ISU Grand Prix figure skating 2014 in Osaka on November 28, 2014. AFP PHOTO / TOSHIFUMI KITAMURA (Photo credit should read TOSHIFUMI KITAMURA/AFP/Getty Images)
Yuzuru Hanyu of Japan performs during the men's singles short program at the NHK Trophy ISU Grand Prix figure skating 2014 in Osaka on November 28, 2014. AFP PHOTO / TOSHIFUMI KITAMURA (Photo credit should read TOSHIFUMI KITAMURA/AFP/Getty Images)
TOSHIFUMI KITAMURA via Getty Images

フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ最終第6戦、NHK杯が11月28日に開幕し、男子ショートプログラム(SP)でケガからの復帰戦に臨んだ羽生結弦(19=ANA)は78.01で5位につけた。

羽生は、NHK杯で3位以内に入れば、12月にスペイン・バルセロナで開催されるグランプリファイナルに出場できる。中国杯での衝突でのケガの影響があるとされていたが、ファイナルへの出場を目指し、難易度を下げて出場した。

最終11番目に滑走した羽生は最初の4回転トーループで高さが足りず転倒。その後のトリプルアクセルをしっかり決めるも、次のコンビネーションジャンプは1回目の着氷で手をついてしまった。

6分間練習でジャンプを決めていた羽生は、試合の後、「練習ではうまくいっていて、トーループ、ルッツに関しては、ケガをする前よりも感覚よく飛んでいたので、問題ないかなと思っていたが、実際はこうなっちゃったので、また明日に向けて、新しい課題になったなと思います。フリーの方はもっと得点を稼げると思いますし、難易度を落としていると言っても、去年のオリンピックで滑った難易度と変わらないので、しっかりと自分ができるという自信を持って、明日も頑張って行きたい」と述べた。

NHKの番組で解説を担当していた、ソチ・オリンピック女子フィギュア代表の鈴木明子氏は、「ジャンプのミスが出て、ケガの影響が出たかなと思ったが、明日につながる演技だった」と評価。同じく番組解説を担当した織田信成氏も「単発のジャンプは素晴らしいものが飛べていたが、ケガの影響で、演技全体を通しての練習時間が、うまく取れなかったことが要因ではないか」と述べた。

NHK杯フィギュア/手を合わせる羽生

羽生結弦 NHK杯

この日、男子SPでトップに立ったのは、10月のカナダ大会で1位となった日本の無良崇人(むら・たかひと:23=HIROTA)。冒頭の4回転トーループを決め、得点は86.28として今季の個人ベストを更新した。

無良は演技後、「ジャンプはすごく落ち着いてやれたかと思う。ステップでつまづいたのが悔しいが、全体としてはうまく滑れた。(会場からの手拍子が)後押しになった。最後の最後のちょっとしたミスで順位が変わってしまう。最後まで気が抜けないと思っていたが、気を抜いたらステップでつまづいてしまったので、次回ミスしないようにという気持ちです。明日は表彰台を目指して、頑張りたい」と述べた。

Japan NHK Figure Skating

無良崇人 NHK杯 画像集

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