たかみな卒業、次期総監督は横山由依 1年後に卒業の理由は?

高橋は公演前、劇場名物の柱に9周年を意味する9本目のピンクのテープを貼る恒例の儀式を行ったほか、公演序盤には大きな10周年カウントダウン時計がステージに運び込まれ、ファンに初お披露目された。
時事通信社

たかみな、“1年先”卒業発表の理由

人気アイドルグループ・AKB48が8日、東京・秋葉原のAKB48劇場で『劇場9周年特別公演』を行い、メンバー109人が出演。1期生が2005年12月8日に初めて劇場のステージに立ってから丸9年を迎えたこの日、グループ総監督の高橋みなみが、「2015年12月8日をメドにAKB48を卒業します」と宣言した。

高橋は公演前、劇場名物の柱に9周年を意味する9本目のピンクのテープを貼る恒例の儀式を行ったほか、公演序盤には幅2メートル50センチ、高さ1メートル80センチ、奥行60センチの大きな10周年カウントダウン時計がステージに運び込まれ、ファンに初お披露目された。

高橋の号令でメンバーと観客が10秒前からカウントダウンし、9年前の開演時間の午後7時にスイッチを押すとデジタル時計がスタート。「10周年まであと…364日23時間59分59秒…58秒…」と時を刻み始めると、高橋は「この時計が0になったときが10周年ということですね」としみじみ。このときファンはまだ、高橋の決意を知る由もなかった。

15期生から1期生まで、各期のメンバーが思い思いのユニット曲を歌唱。“トリ”の1期生・高橋、峯岸みなみ(22)、小嶋陽菜(26)は「歌詞が私たちのことっぽい」(小嶋)という「愛の存在」を熱唱した。高橋は卒業が取り沙汰されている小嶋に向かって「まさか9周年にいらっしゃるとはね」といじって大笑いし、「3人で9周年を迎えられてよかった」と笑顔をみせたが、その後、まさかの自身の卒業発表となった。

初演観客数「7人」の屈辱を味わった1期生20人のうち、残ったのは高橋、峯岸、小嶋の3人のみ。卒業発表のあいさつの中で、知名度が上がらず「アキバ48」と言われ続けたこと、仲間との別れなどを思い出した高橋は「私はなぜいるんだろうと思うことがなかったといったらウソになる」と正直な胸の内を告白。「それでも、ここにいてよかったなと思うのは、スタッフ、メンバー、何よりファンの皆さんに出会えたことが、私の人生の一番の宝物です」と大粒の涙をこぼし、「AKB48に入って本当によかったと思っています」と10年目に突入した喜びをかみしめた。

日程は未定としたものの、1年近く先の卒業をこの日に発表した理由について高橋は「私はAKB48グループの総監督です。メンバーに引き継ぐ時間、猶予をいただくため」と説明。横山由依を次期総監督に指名し「彼女に残せること、後輩に残せることはまだまだたくさんあります。正直、1年で教えてあげられるかわからないくらいあります。それでも、残された時間をみんなとともに頑張っていきたいと思います」と1年かけてAKBの魂を継承していくことをファンとメンバーの前で誓っていた。

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