イギリス国教会に初の女性主教が誕生

「少し怖じ気づいている」というレーン師は現在、イギリス中部に位置するチェシャー州の聖ペテロ協会と聖エリザベス協会で教区牧師を務めている。

「イギリス国教会に初めての女性主教が誕生した−−」

2014年12月17日、イギリス首相官邸が発表した。任命を受けたリビー・レーン師は、自身が歴史的な任命を受けたことに対して「予想外でとてもわくわくしている」と表現した。

「少し怖じ気づいている」というレーン師は現在、イギリス中部に位置するチェシャー州の聖ペテロ協会と聖エリザベス協会で教区牧師を務めている。

イギリス教会にとって、女性主教誕生までは長い道のりだった。今回の任命の1カ月前には、女性主教を認める法案が教会の総会で可決された。この法案は2012年にも提出されたが、惜しくも僅差で否決された経緯がある。

イギリス国教会で初の女性主教となるレーン師

ストックポート市庁舎で開かれた記者会見に現れたレーン牧師は、会見を始める前に、ペシュワールで発生したタリバンによる学校襲撃によって犠牲になった人びとに祈りを捧げた。

「少々怖じ気づいてはいますが、チェスター教区が私に寄せてくれた厚い信頼に感謝します」1994年に牧師に任命されたレーン師は語った。「今私は、男女を問わず、この(主教に任命される)瞬間を待ち望んで、一度も経験することのなかったすべての人びとに、思いを馳せています。しかし、何よりも、神に感謝します」

レーン師はアマチュアのサックス奏者で、マンチェスター・ユナイテッドのファンだ。ストックポートの主教としてチェスター教区で属主教として活動し、2015年1月26日のヨークミニスターでのセレモニーで正式に任命される。教会区の主教を補佐する立場の属主教は、英国議会上院に席を持つことはないため、彼女は上院に入場する初の女性になることはない。

彼女の夫Georgeとともに撮影に応じるレーン師

この記事はハフポストUS版に掲載されたものを翻訳しました。

ハフィントンポスト日本版はFacebook ページでも情報発信しています

注目記事