原始鳥類の化石を福井県で発見 全身骨格は国内初【画像】

福井県立恐竜博物館は1月5日、県内の白亜紀前期(約1億2000万年前)の地層から原始的な鳥類の全身骨格化石が、国内で初めて発見されたと発表した。

福井県立恐竜博物館は1月5日、県内の白亜紀前期(約1億2000万年前)の地層から原始的な鳥類の全身骨格化石が、国内で初めて発見されたと発表した。

時事ドットコムによると、白亜紀前期の鳥類化石は今まで中国やスペインで発見されていたが、いずれも平面につぶされた板状のものだった。今回の化石は立体的で保存状態も良く、白亜紀前期の鳥類の生態の解明に役立つと期待されている。6日から同館で一般展示している。

化石は2013年8月に勝山市内の地層から見つかり、岩石の表面に100個以上の骨が確認された。全長約60cm、翼を広げると約1mになるとと推定される。中国で見つかった原始的な鳥類「サペオルニス」に似ているが、新種の可能性もあるという。展示は1月末までの予定

以下に、復元された原始鳥類のイメージ図や化石の写真を紹介する。

原画:大西陽子
復元された原始鳥類のイメージ図(福井県立恐竜博物館 提供)
福井県立恐竜博物館
発見された原始的な鳥類の化石
原画:山本匠
中国で見つかった原始的な鳥類「サペオルニス」のイメージ図。今回、福井県で発見された原始鳥類に近い姿をしている。
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