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本当に大切な人に「ありがとう」を伝えていますか? サプライズにまつわる4つの物語

バレンタイン、卒業、異動……。出会いと別れの季節を迎え、大切な人に日頃の想いを伝えたい人もいるだろう。もしあなたが、特別な「ありがとう」を届けたいなら、自分なりの“サプライズ”を考えてみてもいいかもしれない。

バレンタイン、卒業、異動……。出会いと別れの季節を迎え、大切な人に日頃の想いを伝えたい人もいるだろう。もしあなたが、特別な気持ちを届けたいなら、自分なりの“サプライズ”を考えてみてもいいかもしれない。

今回は、実際にサプライズを企画したみなさんに聞いた体験エピソードを紹介する。女手ひとつで育ててくれた母、かけがえのない親友、大好きな彼女、そして、可愛い後輩たちへ。4つの物語からは、どれも相手を思いやる気持ちが伝わってきた。

■育ててくれた母に贈った、サプライズの家族旅行

大切な母へのサプライズを企画したのは、清水祐太朗さん(28)だ。小学校のときに清水さんの両親は離婚。母は、清水さんと妹に、何不自由のない暮らしを送ってほしいと朝から深夜まで働き続けたという。

そんな母の背中を見ていた清水さんは、後に大学に進学。母に恩返しするために、父親代わりとなって妹の進学費用を用意するため、学生時代はアルバイトに明け暮れた。

「家族旅行の思い出は、小学校低学年の頃。離婚する前の父と母と一緒に出かけた旅行でした。僕らのために、いつも忙しく働く母に『旅行に行きたい』とはいえませんでした」。清水さんは当時をこう振り返る。

「いつかまた家族旅行を」。そんな思いを抱きながら社会人となった清水さんは、1年後の“母の日”に、妹とともにサプライズを決行した。

家族3人を乗せて、レンタカーは目的地へ向かう。カーナビの行き先を隠しながら2時間ほど走り着いた先は、箱根の高級旅館だった――。

驚いた母は、涙を流して喜んでくれたという。

「食事のときに、妹と一緒に感謝を綴った手紙を読みました。実は、母と面と向かって離婚の話をしたのは初めてだったんです。母は、入学式や参観日、サッカーの試合の日に父親がいないことに罪悪感を感じていたらしくて……。だからこそ、こんなふうに感謝の気持ちが返ってきて驚いたそうです。僕も、そんな母の本音を初めて聞きました」

必死に働いて育ててくれた母のために、清水さんは1年かけてお金を貯めて数カ月前から妹と計画を進めたという。今後は「また家族3人でお金を貯めて、海外旅行に行きます」と教えてくれた。両親の誕生日や「父の日」「母の日」に、とっておきのサプライズを考えてもいいかもしれない。

手紙を読み終えた後、家族3人で記念撮影

■かけがえのない親友に贈った、サプライズの誕生日プレゼント

大学時代からの親友・仁美さんの誕生日に、とっておきのサプライズを届けたのは、海外で働く女性のインタビューを紹介するサイト「なでしこVoice」代表の濱田真里さん(27)。ふたりは、海外で働く共通の夢を語り合い、同時期に休学して、それぞれ世界一周の旅をした仲だという。

そんな親友の誕生日に合わせて、写真が好きな濱田さんは、友人との合同写真展を企画した。仁美さんの写真を撮りおろし、彼女への感謝のメッセージとともに作品を展示。親友に見せる仁美さんの自然体の笑顔は、彼女を知らない来場者にも好評だったようだ。

「写真展なので、“来場者ノート”にも親友への誕生日メッセージを書いてもらいました。彼女を知らない人も面白がってくれて、『こんなふうに祝われるあなたは、きっと幸せになれるわよ』という言葉を書いてくれた人もいました」と濱田さんは笑う。

これだけでは終わらない。最終日の夜、濱田さんは仁美さんの友人を招いて、即席ライブを開催する。ギターを持って現れたのは、ミュージシャンの友人と……仁美さんの実の弟。びっくりする仁美さんの前で、息の合ったふたりは、仁美さんの大好きな曲や、この日のために作ったオリジナルの歌を披露した。

「弟さんと知り合いではなかったのですが、連絡をとって協力してもらって、事前に何度かスタジオで練習しました(笑)。私は、ほんとに歌がニガテなんですが、間奏のときに、彼女に感謝の気持ちを伝えました。いつもクールな彼女が、ずっと幸せそうに笑っていてうれしかったですね」

親友の誕生日を、友人や家族、一般の人たちも巻き込んで特別なイベントに変えた濱田さん。「今年も、これから考えます」と目を輝かせる。サプライズ成功の秘訣は、まず自らが楽しみながら企画することなのだろう。

即席ライブの後に、仁美さんや仲間たちと記念撮影

■口下手な彼が彼女に贈った、サプライズのプロポーズ

大好きな彼女にサプライズのプロポーズを実行したのは、佐藤潤一さん(28)だ。彼女とは同じ大学のサークルで出会い8年の付き合いになるが、“究極の口下手”だという佐藤さんは、これまで彼女に自分の思いを伝えたことがなかった。

不器用な佐藤さんなりに、ふざけて食事中に爪楊枝をくわえながら「結婚する?」などと、さりげなく聞いてみたことはあったが、呆れた彼女は本気にしなかったという。

そんな佐藤さんが、サプライズのプロポーズを決意したのは、ふたりの関係を見かねた大学時代からの友人の協力を申し出てくれたからだ。

「こうでもしないと照れくさくて、絶対プロポーズできないなと思って(笑)。数カ月前から友人と計画を立てて、彼女と同郷(静岡)の中学や高校の友人にも協力してもらって、実行日の予定を空けてもらいしました。レストランの人とも打合せして準備を進めていきました」と佐藤さんは振り返る。

一大プロジェクトとなったプロポーズは、ついに当日を迎える。貸切のレストランには、変装した友人たちが一般のお客さんのフリをしてスタンバイしていた。

「僕たちがお店に行くと、お店にいる友人たちにも緊張が走って……。お店の方も緊張されていて、接客もぎこちなかったですね(笑)。正直、みんな演技が下手で“絶対にばれる!”と思いました」

食事を開始してから30分ほど経ち、佐藤さんはトイレへ。戻った彼の手には、大きな花束。佐藤さんは緊張しながらも覚悟を決めて、彼女の前に立ち、大声でいった――。

「結婚してください!」

予想もしなかったプロポーズに感動し、彼女は涙を流しながら「お願いします」と答えてくれた。店内に鳴り響く、祝福の拍手。彼女はそのとき初めて、友人たちの存在に気づいたという。突然のプロポーズが気になって、周りの友人は目に入らなかったのだ。

佐藤さんのプロポーズに感激する彼女

ふたりは、2014年に結婚。佐藤さんは「生涯忘れられないプロポーズになりました。友人と彼女の友人には感謝しかありません」と微笑む。普段は口下手な人こそ、サプライズのインパクトはあるのかもしれない。そんな人がいたら、まず身近な友人に相談してみるといいだろう。

■可愛い後輩たちへ、卒業する先輩が贈ったサプライズ

そして最後に、高校生のサプライズを企業がお手伝いしたケースを紹介したい。

大阪にある同志社香里高校のダンス部は、全国高校ダンス部大会で3連覇を果たした名門クラブだ。中学1年生から高校3年生までの部員が、日々練習を重ねて素晴らしいダンスを披露する。

「楽しい時も、苦しい時も、一緒だった後輩たちに、どうしても伝えたい気持ちがあった」

そんな高校3年生の想いに応えたのは、グリコのグリコワゴンだ。赤いグリコワゴンの車と一緒に、彼女たちが後輩たちに届けたサプライズは、真っすぐな想いに溢れていた―—。

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グリコワゴンは、「日本中に おいしさと健康 そしてワクワクする笑顔を届けたい」をコンセプトに、日本を縦断している赤い車だ。目を引く大きなポッキーが目印で、ドアノブにはパピコが飾られている。近年は、岩手、宮城、福島などの被災地や東北6県などを巡ってきた。

全国にお菓子を届けるグリコワゴン

2015年、グリコワゴンは「スマイルグリコワゴンプロジェクト」として、大切な人へ笑顔を届けるのを応援してくれるという。一般の人も、このサイトから申し込み可能だ。あなたも大切な人にサプライズをしてみたくなったら……グリコワゴンにお願いしてみよう。

あなたの「ありがとう」を、とびきりの方法で一緒に伝えてくれるかもしれない。

【関連リンク】
スマイルワゴンプロジェクトの詳細はこちら

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