イスラム国と闘う国への支援重要、安倍晋三首相 テロリスト刺激に反論

安倍首相は参議院予算委員会で、イスラム国を名乗る組織が殺害したとする映像を流した事件をめぐり、首相の中東支援発言がテロリストを刺激した可能性について「脅しに屈すればテロの効果があったことになる」と反論した。
Reuters

安倍晋三首相は3日午前の参議院予算委員会で、イスラム国を名乗る組織が湯川遥菜さんと後藤健二さんを殺害したとする映像を流した事件をめぐり、首相の中東支援発言がテロリストを刺激した可能性について「脅しに屈すればテロの効果があったことになる」と反論した。

小池晃委員(共産)の質問に答えた。

安倍首相は、中東歴訪で訪れた「国々に連帯を示すのは当然で、日本は非軍事的支援を行ってきた」と強調。イスラム国の「過激主義と闘うアラブの国を支援することが極めて重要」とし、イスラム国を「いたずらに刺激するのは避けないといけないが、テロリストに過度に気配りする必要はない」と述べた。

(竹本能文)

[東京 3日 ロイター]

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