国際労働機関(ILO)の最新の報告書によると、日本の女性管理職の比率は11.1%にとどまり、108の国・地域別ランキングでは96位となった。
アジアではフィリピンの女性管理職の比率が47.6%に上り、唯一のトップ10入り。その一方、中国が16.8%で85位、韓国が11.0%で97位にとどまるなど、北東アジア勢は中東勢とともに、世界の中での女性管理職の比率の低さが目立っている。
ILOは報告書の中で「日本や韓国といった一部の先進国では、伝統的な男女の規範が果たす強い役割分担が注目される。それは労働市場への女性の参加、特に意思決定への参加を制限している」と指摘。さらに、「会社組織の伝統的なリクルート活動や昇進制度に関連し、克服すべき多くの構造的な障壁がある」と述べた。
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