【アーチャリー】麻原彰晃の三女・松本麗華さん、ニコ生に出演「私にとってオウムは...」

オウム真理教による地下鉄サリン事件から20年を迎えた20日、松本智津夫死刑囚の三女・松本麗華さんが、インターネット動画サービス「ニコニコ生放送」に出演した。
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オウム真理教による地下鉄サリン事件から20年を迎えた3月20日、松本智津夫死刑囚(60=教祖名・麻原彰晃)の三女・松本麗華(りか、31)さんが、インターネット動画サービス「ニコニコ生放送」に出演した。

麗華さんはかつて、オウム真理教で「アーチャリー」と呼ばれ、教団で指導的な立場にいた。事件当時は11歳。父・松本死刑囚の当時の印象について「大きくて優しくて」と述べ、事件については、99%の信者が関係してることは知らなかったと話した。

聞き手のジャーナリスト田原総一朗さんが「オウム真理教とは何だったのか」と質問すると、麗華さんは「私にとってオウムは、宗教的要素がある町。その中で生活をしていただけ」とし「父は町長さんという感じでした」と振り返った。また、「宗教集団は本物だと思っていたのか」との質問に対し、麗華さんは「反抗期ということもあって、本当に真理なのかと思っていた」と疑問を持っていたことを明かした。

麗華さんは、松本死刑囚が収監された後、東京拘置所へ計28回面会に行ったという。松本死刑囚は一度も言葉を発さなかったというが、「壊れる前は包み込んでほしいと思っていた。今は介護してあげないと、という気持ちです」と語った。

また、田原さんが「恋人とか持とうと思ったことないの」と尋ねると、麗華さんは言葉を選ぶように「愛する、そういうことを否定する気持ちは全くないんですけどね。出会いがあれば。でも、結婚となるとかなりハードルが上がりますね」と苦笑いした。

一方、19日夜には日本テレビ「NEWS ZERO」に本名と顔を明らかにした上で出演、「(父が事件を指示したかどうかについての判断を)保留している」と語った

「止まった時計 麻原彰晃の三女・アーチャリーの手記」

20日には、手記「止まった時計 麻原彰晃の三女・アーチャリーの手記」を講談社から出版。手記では、その後教団から離れて大学で心理学を学び、現在も心理カウンセラーの勉強を続けていると記している。

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