[ベンガジ 25日 ロイター] - 過激派組織「イスラム国」に忠誠を誓う武装勢力が、リビアで分立する二つの政府に攻撃を仕掛けた。国営メディアや軍の関係者が25日明らかにした。
トリポリを拠点とする通信社は、リビア中北部の地中海沿岸都市スルトで、イスラム勢力が中心の「トリポリ政府」に忠実な勢力のメンバー5人が殺害されたと伝えた。国連や軍の関係者によると、スルト郊外の発電所近くで自爆攻撃があったという。
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一方、国際的な承認を受ける暫定政府に忠実な勢力は、イスラム武装勢力と激しい戦闘を繰り広げている。イスラム国系の武装勢力が軍事拠点に対する自爆攻撃を宣言していた。
国連は声明で、「これらの自爆攻撃は全サイドを標的にしたテロリズムの範囲拡大を意味している」と指摘した。