お腹がすいた犬の世話を続けた女性の葬儀に、犬たちが参列した(画像)

メキシコ、クエルナバカ・モレーロスにある葬儀場に、犬が集まることはめったにない。それだけにマルガリータ・スアレスさんの葬儀に犬たちが参列したことは、大きな驚きだった。

メキシコ、クエルナバカ・モレーロスにある葬儀場に、犬が集まることはめったにない。それだけにマルガリータ・スアレスさんの葬儀に犬たちが参列したことは、大きな驚きだった。

スアレスさんは、生まれ故郷のメリダ・ユカタンで捨て犬や捨て猫たちに食べ物を与え続けていた。彼女の死後、家族は故郷から830マイル(約1300キロ)離れた場所で葬儀を行った。そこで彼らは犬たちの群れと一緒になった。

スアレスさんの娘パトリシア・ウルティアさんはフェイスブックで犬たちの写真を公開し、何が起こったかを投稿した。

「私の母は動物が大好きでした。道で動物たちに出会ったら、少しでも食べ物をやらずにはいられない人で、時には自分が食べるよりも先にやるほどでした。私たちが通夜に到着したとき、どこからともなく犬たちの群れが式が行われる部屋に入ってきて、しゃがみ込みました。そこにいる人たちと一緒に、まるで彼女を守るかのように一晩中そこにいました。朝、犬たちはどこかに行ってしまいました。でもママを送り出す時に犬たちは戻ってきました。まるで、最後のさよならを言うかのようにもう一度やってきたのです。神に誓って、とても美しくて不思議な出来事でした」

ウルティアさんは、彼女の義理の兄弟が「いつも葬式場の近くにいる犬なんですか?」と聞いたが、葬式場の人たちは「そんな犬は見たことがない」と話したと、メキシコの地元メディア「ノルテ・デジタル」に語った。

「私が大きな悲しみを味わっているときに犬たちはやってきて、全て大丈夫だと教えてくれました」と彼女はABCニュースに話した。「彼らが来てくれたおかげで私たちは幸せになりました。犬たちは悲しいひとときを、素晴らしい時間に変えてくれたのです」

Photo Booth Dogs

この記事はハフポストUS版に掲載されたものを翻訳しました。

【関連記事】

ハフィントンポスト日本版はFacebook ページでも情報発信しています

注目記事