上西小百合・衆院議員(31)が、病気を理由に衆院本会議を欠席しながら、その前日に居酒屋やショーパブをはしごしていた問題で、維新の党を除名されたにも関わらず議員辞職しない意向を上西氏が示したことについて、有識者から「辞職すべき」との声が相次いでいる。上西議員が維新の党から比例で選出されているためだ。
上西氏は4月7日、維新の党を除名処分後初めて衆院本会議に出席。本会議の後に報道陣の取材に応じ、「まぁ法律で、議員を継続することが認められている以上、国民の皆様方のお声を国政の場に届ける」として、議員を続ける考えを示した。維新の議員でなくなったのに議員でいる正当性はどこにあるのかと報道陣に問われると、「正当性、今申し上げたましたのが、答えになると思いますが」として、法律で認められていることを理由に、議員辞職しないことを強調した。
上西氏が議員辞職しない考えを示していることに対して、有識者らから「議席を返上するのが筋だ」といった批判が出ている。
慶応大学大学院教授の岸博幸氏は7日に放送された「ミヤネ屋」(日本テレビ系)に出演し、「(上西氏の報道陣への)答えは、いわば自分の権利を主張したものだ。投票を受けましたというが、給料などいろんなものは全部、税金で賄われている。そういう責任感の部分が全くなくて、権利だけ主張するというのは、情けないなという感じがする。有権者は維新を信頼して投票した」と述べた。
元衆院議員の東国原英夫氏は5日、Twitterに「不思議だ」と投稿。「比例当選議員である。政党が獲得した票により議席を頂いたのである。その党にクビになったのである」とコメントした。
NHKニュースによると、民主党の細野豪志政策調査会長は「上西氏は、比例代表で当選しており、党を離れる場合は本来的には議席を返上するのが筋だ。非常に重い話なので、上西氏と維新の党はきちんと説明すべきだ」と述べたという。
また、デヴィ夫人は7日、都内で行われたパチンコの新機種先行展示会に出席し、上西氏についてコメント。「あの上西議員は、あの方はおかしいわ。まずあんな上下まつげに、あれだけマスカラつけて、おかしいわよね。下のまつげもベチョベチョにくっついてるからね」と述べた。
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