FC2関連会社の社長を逮捕 わいせつ行為を配信した疑い

インターネットの動画投稿サイト「FC2動画」の会員にわいせつな動画を配信したとして、京都府警などが4月23日、大阪市北区のFC2関連会社「ホームページシステム」社長を逮捕した。
時事通信社

インターネットの動画中継サービス「FC2ライブ」の会員にわいせつな動画を配信したとして、京都府警などは4月23日、大阪市北区のFC2関連会社「ホームページシステム」社長、足立真容疑者(39)と相談役で元社長の高橋人文容疑者(38)を公然わいせつ容疑で逮捕した。足立容疑者らは容疑を否定しているという。朝日新聞デジタルなどが報じた。

■これまでの経緯

京都府警は2014年6月、FC2動画の会員向けサービスで、わいせつな行為を生放送したとして大阪市内の男と兵庫県内の女子短大生を公然わいせつの疑いで逮捕した

その際、有料会員の支払いの3割をFC2側が「システム手数料」名目で徴収し、残りは投稿者の取り分になる仕組みだった。FC2が利益を得るために違法動画を放置した疑いがあると警察は判断し、「FC2」の創業者や関連会社などが2014年9月、京都府警などの家宅捜索を受けていた。

FC2は1999年、アメリカのラスベガスで日本人男性が設立した。無料ホームページやレンタルサーバーを皮切りに、ブログ、アクセス解析、チャット、動画などの一般ユーザー向けのサービスを幅広く展開している。

このうちFC2ライブや、動画サービスの「FC2動画」では、テレビ番組やわいせつな動画などの違法な投稿が相次いでいたが、運営会社がアメリカで登記されているため、日本の国内法が及ばない問題が指摘されていた。しかし、警察はアメリカにあるFC2はダミー会社であり、大阪市内にあるホームページシステム社がFC2の実質的な運営元であるとみて捜査を進めていた

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