11日の東京株式市場で、大幅減資方針が伝えられたシャープと不適切会計問題が表面化した東芝の両社株が売り込まれて、ともに一時、値幅制限いっぱいまで下がる「ストップ安」になった。
東芝株は、値幅制限いっぱいのストップ安となる前週末比80円安の403円30銭で午前の取引を終えた。東芝は8日、不適切会計問題について第三者委員会が調査するため、2015年3月期決算の発表を6月以降に延期すると発表した。
シャープ株も一時ストップ安となる80円安の178円まで下落。経営再建中のシャープは1200億円以上ある資本金を1億円に減らす方針だ。市場では「信用力低下は避けられない」(中堅証券)との見方が出た。
(時事ドットコム:東芝とシャープ、ストップ安=不適切会計、大幅減資を嫌気 2015/05/11 11:47)
ストップ安とは、取引市場で、相場の変動による混乱を防止するために設けた騰落値幅の限度まで暴落すること。逆にストップ高とは騰落値幅の限度まで暴騰すること。
シャープについては減資後、再び増資するとの見方もある。証券アナリストが「再建策の全容が不明。正式発表時に好材料が出れば、株価が持ち直す可能性はある」とも話したと、共同通信が伝えた。
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