アイルランドで5月23日、同性婚を認める憲法改正の是非を問う国民投票が開票され、賛成が62.1%(約120万票)で反対を上回った。国全体の投票率は60%を超えた。
条文案は「結婚は、法に基づき、性別との関係なく2人によって成立する」。アイルランドでは2010年、同性カップルを対象にパートナーシップ制度が認められ、結婚と同等の社会保障や税制を認める法律が成立した。しかし、同性カップルによる養子縁組を認めない内容で、憲法でも同性婚が認められないことなどから、異性間の結婚と比べて不平等だとする声が出ていた。
国民投票で同性婚の合法化を決めるのは世界で初めて。首都ダブリンでは賛成派の人々が開票速報を聞いて歓喜に沸いた。
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