パキスタン出身のノーベル平和賞受賞者、マララ・ユスフザイさんが、ミャンマーのイスラム系少数民族でイスラム教徒のロヒンギャの迫害を止めるよう、同国の首脳や当局に向けて呼びかけている。
マララさんは声明で「ロヒンギャは、何世代にも渡り生まれ育ってきた国で市民権を得るに値します。平等の権利と機会を与えられる資格があります」と述べた。「私たちと同じように、尊厳と敬意を持って扱われるべきです」
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市民権を奪われ、暴力と差別にさらされてきたロヒンギャがここ数カ月、ミャンマーから脱出している。船で逃亡後、近隣諸国の海岸沖で何千人もの移住者が救助されている。
ミャンマーは、仏教徒が大多数を占める。同国は、ロヒンギャが迫害されていることを否定している。しかし、アムネスティ・インターナショナルやヒューマン・ライツ・ウォッチなど、複数の国際人権グループがロヒンギャの迫害を非難している。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は、ロヒンギャを世界で最も迫害されている少数民族の1つと認定している。
マララさんは、教育と少女の権利の活動家だ。2012年、その進歩的な考えからタリバンに銃撃されたが命をとりとめ、世界の女の子たちが教育を受けられるように支援する「マララ基金」を共同設立した。マララ基金は現在、パキスタン、ケニア、シリア、ナイジェリアの少女たちを支援している。マララさんは、ヨルダンやレバノンにいるシリア難民に教育を保証するための活動をする中で、難民たちの苦しい状況に関心を持った。
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「今日、そして、これからもずっと、私はロヒンギャを応援します」 マララさんは声明の中でこう述べた。「そして、世界中の人々にもロヒンギャへの応援を求めます」
この記事はハフポストUS版に掲載されたものを翻訳しました。
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