メキシコの麻薬王、地下にトンネル掘って2回目の脱走

昨年逮捕されたメキシコ最大級の麻薬組織「シナロア・カルテル」の元最高幹部、ホアキン・グスマン受刑者がメキシコ市郊外の刑務所から脱獄した。同元幹部の脱獄は2度目。
FILE - In this Feb. 22, 2014 file photo, Joaquin
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ASSOCIATED PRESS

[メキシコ市 12日 ロイター] - 昨年逮捕されたメキシコ最大級の麻薬組織「シナロア・カルテル」の元最高幹部、ホアキン・グスマン受刑者がメキシコ市郊外の刑務所から脱獄した。同元幹部の脱獄は2度目。

メキシコ政府によると、同受刑者が入っていた房から刑務所の外につながる約1.5キロのトンネルが掘られており、そこを通って逃走したとみられる。

グスマン受刑者は2001年にも当時収監されていた刑務所の職員を買収して脱獄し、昨年2月に逮捕されたばかりだった。麻薬密売組織の取り締まりを進める同国のペニャニエト政権にとって大失態と言える。

同元幹部は11日夜にシャワー室に入ったことが確認されており、その後姿を消したという。治安当局は刑務所職員が脱獄に関与した疑いがあるとみて、職員18人を取り調べている。

警察は、近隣の空港の航空便を停止させるなどして行方を追っている。

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