母は20年前に手紙を書きました。いつか娘の結婚式に渡したくて。(動画)

その手紙は、ずっと長い間大切に保管されて、彼女の結婚式の日に開封されることになったのです。

ママは、約20年前の手紙を取っていました。娘の結婚式に渡すために――。

ブルック・ツークさんがまだ1歳半だった頃に、育ての親となった母は、心に残る手紙を書いていました。その手紙は、ずっと長い間大切に保管されて、彼女の結婚式の日に開封されることになったのです。

それから20年以上の時を経て、2015年3月7日、ブルックさんがミシシッピ州ナチェズに暮らすタイラー・ツークさんと結婚する日がやって来ました。

結婚式専門の映像作家ザ・フィルム・ポエッツさんは、彼女の両親であるシェリーさんとクレイグさんが昔書いた手紙を、新婦が読み上げたときの感動的な瞬間を捉えていました。さらに、その瞬間を特別なものにするために、新婦の母親は、自分のウェディングドレスをカットして手紙の言葉をプリントし、その大切な日を迎えた自分の娘に渡したのです。

「私に渡すその瞬間まで、ママが手紙のことを話したことは一度もありませんでした!」とブルックさんはハフポストUS版に語りました。「本当に驚きました」

母のシェリーさんは、上の動画で語っている。「養女になったあなたを、私がどれほど愛しているのか、知ってもらいたかったの。そしていつか、結婚式当日にこの手紙を開封して、読み上げてくれたら、きっとかけがえのない貴重な瞬間になるって思ったの」と。

以下に、その手紙を紹介します。

1994年12月15日

私たちの愛する小さなベイビー、ブルックちゃんへ。

私がこれを書いているとき、あなたは自分のベビーベッドでぐっすり眠っているわ。あなたは生後18カ月なのよ。

あなたがどれほどの愛と幸福を私たちにもたらしてくれたのか、あなたに知ってもらいたいの。あなたは、私たちを素晴らしい家族にしてくれているのよ。私とパパにとって、小さくて大切な女の子だし、そしてブライアンにとっては年下の妹なの。

パパが結婚する前、私たちはいつも小さな男の子と、小さな女の子が欲しいと話していたのよ。デートをしているときも、小さな女の子ができたら、“小さなブルックちゃん”になるねって。だからあなたは、私たちの小さなブルック赤ちゃんよ。

ブルックちゃん、あなたが私たちにとって、とっても特別な存在であることを知ってもらいたいの。神様が、素晴らしいあなたを選んでくれて、ママやパパ、そしてブライアンのもとに、あなたを授けて下さったのよ。

愛しているわ

ママとパパより

結婚式の前、ブルックさんがこの心に沁みる贈り物を知ると、部屋にいた全員が感動の涙を流さずにはいられませんでした。

「私は平静でいられなくて、すすり泣きをしてしまいました。とくに、パパが泣いているの見たときには」。新婦はハフィントンポストに語ってくれました。

「このとき、自分が感じていた感情をうまくいい表す言葉はありません。興奮して、恐縮して、絶句して、嬉しくて、ショックを受けて、そして純粋に愛されて……いろんな気持ちを含んだ言葉を、誰かが思いつくことができたなら、それがそのとき言うべき言葉だったのでしょうね」

今、ミシシッピー州ローレルに暮らす新婚夫婦は、2016年1月に初めての赤ちゃんを授かる予定です。

「ママの手紙のおかげで、いつか結婚式の日に、これから生まれてくる息子か娘に――私たちの赤ちゃんに、手紙を書きたくなりました」

ブルックさんは現在、特別なボックスを制作しています。約20年前に書かれたオリジナルの手紙と、ママからプレゼントされたドレスの手紙を、部屋に飾るのだそうです。

上の動画で、愛に満ちた幸せなひとときを感じてください。

この記事はハフポストUS版に掲載されたものを翻訳しました。

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