ジャック・ドーシーをご存知だろうか。ツイッター創業者の1人で、現在は2つの巨大企業のCEOを務める人物だ。
ドーシー氏は現在、時価総額180億ドル(約2.3兆円)の「ツイッター」の暫定CEOだ。また、ツイッターが軌道に乗ってからやはり彼が設立したモバイル決済サービス、「Square」のCEOも務めている。
一方で、イーロン・マスク氏といえば、電気自動車メーカー「テスラモーターズ」と、民間宇宙企業「スペースX」両社のCEOで知られている。
上の図は、ツイッター(青色の線)とテスラ(赤色の線)の現在までの株価の推移を表している。
ツイッターと同じくテスラは値動きが激しく、一般からの注目度の高い株式が取引されている。Squareと同じくスペースXは、急速に成長している業界の先頭に立つ一民間企業である(ただしSquareにはIPO申請の予定がある)。
ツイッターのCEO候補を探していた委員会は、「フルタイムでの勤務」が可能な人材しか検討しないだろうとコメントしていた。そのため、SquareでのCEO職を継続すると明言していたドーシー氏の立場は悪くなるように思われた。彼はツイッターを率いるよう求められた際、それが可能かどうかについて明言することを幾度となく避けてきた。
しかし、大富豪投資家でツイッターの大株主でもある有名かつ有力なベンチャーキャピタリストのクリス・サッカ氏は8月7日、ドーシー氏に対し両社のCEOに永続的にとどまるよう求めた。
以下の一連のツイートの中で、サッカ氏は理想的なツイッター執行部の顔触れについてコメントしている。それはドーシー氏がCEO、グローバル収益部門のトップであるアダム・ベイン氏がCOO、そして共同設立者であるエヴァン・ウィリアムズ氏が取締役会長を務めるというものだ。
(Twitterと)並行して、@jack(ジャック・ドーシー)は@squareのCEOにとどまるべきだ。彼は両社に素晴らしく強力なチームを抱えており、どちらの仕事もできる。
この3人(ドーシー、アダム・ベイン、エヴァン・ウィリアムズ)はユーザー、従業員、広告主、メディアパートナー、投資家からの信頼が厚く、尊敬を集めている。
決算発表時と比べてツイッターの経営状況は改善していると信じているし、ツイッターにはまだできることがたくさんある。
@jack、@adambain、@evの3人を指名することで従業員のモラルは早急に改善され、投資家の信頼が取り戻されてツイッターのサービスを前進させることができるだろう。
この3人を指名することでツイッターの取締役会は漠然と広がっている不安を鎮め、全従業員を正常な仕事ができる状態に戻さなくてはいけない。
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この記事はハフポストUS版に掲載されたものを翻訳しました。