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2015年08月19日 18時25分 JST

「バットマン」交通事故死 彼の使命は病気の子供たちに笑顔を取り戻すことだった

NEW YORK, NY - OCTOBER 25:  Lenny Robinson as Batman attends the Masquerade Ball Benefiting Ronald McDonald House at Apella on October 25, 2012 in New York City.  (Photo by Daniel Zuchnik/Getty Images)
Daniel Zuchnik via Getty Images
NEW YORK, NY - OCTOBER 25: Lenny Robinson as Batman attends the Masquerade Ball Benefiting Ronald McDonald House at Apella on October 25, 2012 in New York City. (Photo by Daniel Zuchnik/Getty Images)

アメリカ・メリーランド州でバットマンの衣装を着て病気の子供たちの元を訪れる地元のヒーローが8月16日、悲しい最期を迎えた。道路で故障した自分の「バットモービル」を点検している時に追突され、亡くなった。

レニー・B・ロビンソンさん(51)は、病院でがんと戦う子供たちのお見舞いに行くため、バットマンのプレートが付いた黒のランボルギーニを運転していた。

警察は、メリーランド州のヘイガーズタウンの近くで、ロビンソンさんがバットモービルから降りてエンジンの故障を調べている時、バットモービルが別の車に追突されたと述べた。ワシントンポストによれば、ロビンソンさんは自分の車に轢かれて亡くなったという。

ロビンソンさんはスーパーヒーローのコスプレをして病気の子供たちの元を訪れる人物として、地元の病院では有名だった。

「ロビンソンさんが来てくれると、子供たちはすぐに大喜びでした」。ワシントン北西地区のチルドレンズ・ナショナル・メディカルセンター腫瘍分野主任のジェフリー・ドームさんは2012年にワシントンポストにこう話した。「子供たちの中には治療のために数週間、数か月入院しないといけない子もいます。辛くて厳しい治療を受けるなかで、スーパーヒーローのお見舞いは夢のようなものだったでしょう」

ロビンソンさんは2001年から「マントを纏った十字兵」(バットマン)として病気の子供たちの元を訪れていたが、2012年、シルバースプリングでバットモービルにナンバープレートの代わりにバットマンマークを付けていたことで警察に止められた動画がネットにアップされ、有名になった。

車のダッシュボードのカメラで撮影された動画には、全身をバットマンの衣装で固めたロビンソンさんがバットモービルから降りるところが写っている。その後ロビンソンさんがナンバープレートを提示し、警官にバットモービルと一緒にいる写真を撮ってもらい、ようやく警官から解放されている。この動画は大きな話題となった。

ロビンソンさんは清掃会社を売却してお金を作った。漫画のバットマン「ブルース・ウェイン」と同じく、ロビンソンさんも覆面をかぶって人を助ける裕福で一風変わった人物だった。しかし、悪人と「戦う」他のバットマンと違い、ロビンソンさんの使命は病気の子供たちに笑顔を取り戻すことだった。

「子供たちのためにやっているだけです」と、ロビンソンさんは2012年に病院を訪れている時、ワシントンポストに話している。「自分には普通の人間である以上の責任があるように思えるのです。子供たちのためにここにいて、彼らのために強くあり、そしてできるだけ子供たちを笑顔にさせないといけないのです」

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この記事はハフポストUS版に掲載されたものを翻訳しました。