Instagramに映し出された、北朝鮮の時間が止まった光景

北朝鮮を旅したあるアメリカ人旅行者のInstagramには、風変わりではあるが美しい国がうつっている。

北朝鮮といえば、独裁者国家の暗いイメージを思い浮かべるかもしれない。しかし、北朝鮮を旅したあるアメリカ人のInstagramには、風変わりではあるが、美しい北朝鮮が記録されている。

写真を撮影した、アメリカ・ミネソタ州出身のテイラー・ペンバートンさんは、観光ビザで北朝鮮に5日間滞在し、Instagramに旅の写真を投稿した。現地では撮影を制限されることもあったが、基本的には自由に撮影を許されたという。

ハフポストUS版の取材にテイラーさんは、「カメラや写真を細かく調べられたりすることはありませんでした」と話した。ただし、入国時に電話やカメラ、メモリーカードが検査されたという。

また、旅の間はずっと2人のガイドが付き添っていたそうだが、テイラーさんによればこの2人は連絡役だという。非武装地帯の写真に写っている監視員も連絡役だと彼は話した。

北朝鮮旅行は本当に素晴らしい体験だったとテイラーさんは語った。「時には理解に苦しむような場面もありましたが、勉強になりました。私にとって精神的にも感情的にも挑戦となる体験でした」

北朝鮮を訪れる前に色々調べ、ドキュメンタリー映画もたくさん見たという。

「先入観にとらわれないように気をつけました。ここで実際に起きていることを知りたいと思ったんです。私はそれほど政治的な人間ではありません。しかし、北朝鮮の現状についてさらに学びながら、写真やドキュメンタリーの技術も追求したいと思いました。北朝鮮は、訪れるだけで多くを学ぶことができる国だと思いますよ」

テイラーさんの写真は、20世紀で時間が止まってしまった国、北朝鮮の暮らしを生き生きと色鮮やかに伝えている。

大通りで車のボンネットを開けて中をのぞき込む人々。他の国と同じような日常が、北朝鮮でも繰り広げられている


ピョンヤン駅。空港に到着するとすぐにこの駅に連れてこられ、中国から来た他の旅行者たちと合流しました。理由はよく分からないけど、私はアメリカ人なので飛行機で入国しなければいけませんでした


マスゲームの様子を、来週投稿しようと思います


どんな状況でも、兵士の撮影は禁止されています。この写真は走っている高速バスの中から撮りましたが、このルールは絶対に守った方がいいでしょう


北朝鮮では「おもてなしの心」がとても大切にされています。羊角島ホテルにはスタッフがたくさんいてゲストの要望に答えてくれます。食べ物はたくさんあるし部屋はきれいだし、素晴らしいホテルです。


北朝鮮にはインターネットもテレビもありません。これが私がピョンヤンで唯一目にした国営のニュースです


地下鉄ピョンヤン駅は地下100mのところにあります。豪華な駅ですが、地元の人にも会える魅力的な場所です


As I mentioned before, you're only supposed to see what North Korea allows. 😏 #contrateur

A photo posted by Taylor Pemberton (@pemberton) on

以前にも触れましたが、北朝鮮で何が見られるかは北朝鮮が決めることです


非武装地帯であった連絡役


北朝鮮滞在中に、新しい標準時間が導入されました。これは、北朝鮮が韓国とは標準時間も違う独立した国であるということをさらに強調するためだそうです。


北朝鮮に到着して、まずやらなければいけないのは、偉大な金日成と金正日に敬意を表することです


旅行者は一般の人たちから隔離されているので、地元の人たちはほとんど撮影できません。私がこの前に投稿した男性の写真を撮影できたのは、彼がこの「解放記念日」を祝うマスゲームに気を取られていたからです


金日成は1990年代に亡くなりましたが、北朝鮮の人たちは今でも彼のことをリーダーとして慕っています


Before I go any further, I feel it’s important to preface the content I’m about to share. With a country/topic like North Korea, I’d like to be as honest with my observations as possible. Many people have asked me how you gain access to a country that is so restricted. It’s pretty easy, even as an American. What you’ll need is simply time and money. This image is the visa that I was granted about a week before my flight. I flew from Beijing to Pyongyang, while non-Americans were able to cross the border from Dandong by rail. I got this visa because I applied via the various tourism companies that service North Korea. My trip was 4 days, and we had two guides: one male, one female. It’s also important to note that you are NOT able to roam free at any given time. You follow a strict itinerary and you are on a tight schedule to see what North Korea allows. You stay in a hotel that is isolated on an island, and you are strictly informed when it is okay/not okay to take photos. However! with thousands of visitors each year, the fabric loosens, and that’s where things start to get interesting. You're able to witness the the imperfections, the infinite nuances... the hiccups that reveal why some foreigners have become so obsessed and return year after year to live with what exists behind the curtain. I’ll admit, it was a tough decision to fork over the money to travel to North Korea. There are serious things to consider, not all of which I’m comfortable supporting. I've been debating this trip for over 9 months, and it wasn’t until 4 weeks ago that I finally pulled the trigger. The flight in from Beijing was short, and when we touched down in Pyongyang, I was nervous. In fact, I don’t think I was ever fully at ease. I’m not by any means the first to visit North Korea. There were other foreigners all visiting Pyongyang when I was there. I was lucky to get paired with an insightful and intelligent group of 6 other travelers, ranging from 25 to 71 years old. My family was worried, so were my friends, but I went because the DPRK is so complicated. It was ultimately a tough decision, but one that was so so worth it. #contrateur

A photo posted by Taylor Pemberton (@pemberton) on

北朝鮮へ渡航するためのビザです。多くの人たちに、どうやって北朝鮮のような制限された国のビザを取ることができたのかと聞かれましたが答えは簡単です。アメリカ人でも時間とお金さえあれば北朝鮮に行くことはできるのです


Down the alleyway (outside of Pyongyang proper) leaving a smaller city we ate lunch at. #contrateur

Taylor Pembertonさん(@pemberton)が投稿した写真 -

昼食を食べたピョンヤン郊外の小さな街の路地


この記事はハフポストUK版に掲載されたものを翻訳しました。

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