2008年のアメリカ大統領選で共和党の副大統領候補だったサラ・ペイリン氏は9月6日、不動産王ドナルド・トランプ氏の政権が誕生した際には入閣したいと語り、さらにアメリカへの移民に対して「米語(アメリカン=英語)」を話すよう促した。
共和党の大統領候補トランプ氏は、アイオワやニューハンプシャーなど早期に予備選がある州の世論調査で優位に立っている。今週は、ライバルのジェフ・ブッシュ氏との反目を加速、選挙遊説でスペイン語を使う前フロリダ州知事のブッシュ氏をたしなめた。これに対して、バイリンガルでメキシコ生まれの妻を持つブッシュ氏は、スペイン語を話したい時にいつでも話し続けると誓った。
ペイリン氏は、たとえスペイン語が流暢なことがブッシュ氏にとっての「売り」だとしても、移民は「国民全てに理解される」言語を学ぶべきだと述べた。
「スペイン語が非常に流暢に話せることは、ブッシュ氏に有利だと思います。私たちの国には、とても多くの素晴らしいヒスパニックの人々がいて、そしてご存知のように、アメリカを築く手助けをしてくれているからです。そして、彼が奥さんや家族を通じてその人々と共有している関係は、すばらしい関係です」。ペイリン氏はCNNのインタビューでそう語った。
「一方でご存知のように、私たちは一つのメッセージを送ることができます。それは、あなた方がアメリカにいることを望むなら合法的な方がよいということですし、アメリカにいるなら米語を話しましょう」。ペイリン氏はそう付け加え、直後に自分自身の誤りを素早く修正した。「私が本当に言いたいことは、英語(イングリッシュ)を話しましょう、ということです。英語はある意味で国家統一のイメージで、すべての国民が理解できる言葉です」。
「掘れよ、掘れ」というスローガンで有名な元アラスカ州知事のペイリン氏。トランプ政権に、 エネルギー省長官として加わることを心に描いていると付け加えた。
「私はエネルギー省についていろいろ考えています。なぜなら、エネルギーは自分にとって赤ん坊みたいなもので、石油とガス、鉱物は、私たちが非友好的な外国に頼らなくて済むよう、神が人類に利用させるために地球のこの地域に放出したものなのです」。ペイリン氏はそう語った。「私はエネルギー省についていろいろ考えています。そして、もし私が長官になったなら、土地についてはその土地がある州と、開発の影響を受ける住民にもっと多くの権限を与えます」
この記事はハフポストUS版に掲載されたものを翻訳しました。
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