「早死に」の原因は食生活だった(研究結果)

興味深い研究結果が発表された。

世界中の早死にの最大の原因は「不健康な食生活」だと研究が明らかにした。

専門家によれば、現在地球上の死亡原因の21%を占めているのは、野菜や果物の不足、また赤身肉や糖分の多い飲み物の過剰な摂取などバランスの悪い食事だ。

研究は、1990年を境に死亡の危険要因が大きく変わったことを明らかにしている。1990年以前の主な死亡要因は「子供と母親の栄養不良」「汚染された水」「衛生」「手を洗わないこと」だった。

しかし、現在多くの人の命を奪っているのは「間違った食事」や「高血圧等」など、予防可能な要因だ。

今回の研究は、国際共同プロジェクト「世界疾病負担」が1990年から2013年にかけて実施した。188カ国で79個の死亡危険要因を調べた結果、最大の死亡要因は、不健康な食生活、高血圧、喫煙、高いBMI値、そして血糖値の上昇であると明らかにした。

2013年には世界中で3,100万人が死亡しており、1990年の2,500万人から大幅に増えている。

研究者たちは、今回の研究がきっかけとなって、人々が生活習慣を改善し、早死にのリスクが減ることを期待している。

研究を主導した、保険指標評価研究所のクリストファー・マレー博士は、「喫煙や不健康な食生活をやめ、大気汚染などの環境リスクへの対策を強化すれば、健康を改善できる可能性は高い」と述べた。

博士はまた、「政策立案者は、今回の研究結果をもとに予防への取り組みや健康政策を打ち出すべき」と、政治面からの取り組みも呼びかけている。

この記事はハフポストUK版に掲載されたものを翻訳しました。

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