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2015年11月09日 15時56分 JST | 更新 2015年11月09日 16時09分 JST

日本ハム球団が広告撤去「アイヌ民族に対して配慮に欠けた」

プロ野球・北海道日本ハムファイターズは11月9日、新千歳空港(北海道千歳市)に掲げられている「北海道は、開拓者の大地だ」と書かれた巨大バナー広告を同日中に撤去すると発表した。球団は「アイヌ民族の皆様に対して配慮に欠けたことはお詫びすべきとの理由から可及的速やかに取り下げる判断に至りました」と撤去の理由を説明した。

当社はアイヌ文化の保存・伝承および発展に寄与したいとの思いから、2013年に産学官連携のもと実施された「イランカラプテ」キャンペーンで栗山英樹監督がイメージ動画に出演し、白老町応援大使の稲葉篤紀選手(当時)らがアイヌ民族博物館を訪問して体験学習を受けたほか、2014年チームスローガンには12球団で初めてアイヌ語を採用してまいりました。今後も歴史認識を深め、敬意をもって発展的な関係構築に努めてまいる所存です。

なお、6月25日(木)から掲出してまいりましたバナーは4枚に統一のメッセージ性を持たせてきたため、11月9日(月)中に全てを撤去し、デザインを変えて再掲出する予定です。

ニュース | 新千歳空港掲出バナー取り下げについて | 北海道日本ハムファイターズ 2015/11/09)

この広告について、北海道アイヌ協会(札幌市)が8日、「配慮が足りず遺憾だ」と球団に申し入れていた

広告は、6月から空港の出発ロビーに掲げられている縦5.5メートル、横2メートルの4種類のうち1種類。栗山英樹監督の写真とともに「北海道は、開拓者の大地だ」と大きく記されていた。

朝日新聞デジタルは次のように報じた。

北海道を中心に先住していたアイヌ民族は、明治以降に北海道開拓が本格化したことで、先住の土地を追われるなどした歴史がある。協会の阿部一司副理事長は「歴史や国際的な動きをもっと勉強してほしい。人権への配慮がなく、まだわかってもらえないのかと情けなくなった」と話した。

日本ハム球団広告にアイヌ協会「人権への配慮ない」:朝日新聞デジタル 2015/11/09 13:15)

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