【真田丸】有働由美子アナがナレーション担当 「母なる大地のように優しく温かい語り」

大河ドラマでは、時代背景を説明するナレーションの存在は必要不可欠。

【真田丸】ナレーションは有働アナ 朝ドラに続き大河も自前の局アナで

俳優の堺雅人が主演するNHK大河ドラマ『真田丸』(毎週日曜 後8:00 総合ほか)がきょう10日、スタートする。ナレーションを担当するのは同局の有働由美子アナウンサー(46)。もう一つの看板番組・連続テレビ小説『あさが来た』のナレーションも同局の杉浦圭子アナウンサー(57)が務めており、高視聴率を陰から支えている。大河ドラマでは時代背景を説明するナレーションの存在は必要不可欠。有働アナの“真価”が問われることになる。

最近の大河ドラマのナレーションは、2010年『龍馬伝』は香川照之、11年『江~姫たちの戦国』は鈴木保奈美、12年『平清盛』は岡田将生、13年『八重の桜』は草笛光子、14年『軍師官兵衛』は広瀬修子元NHKアナウンサー、15年『花燃ゆ』は池田秀一が担当してきた。

有働アナは、朝ドラの語り(1998年前期『天うらら』)の経験はあるが、大河は今回が初。起用理由について屋敷陽太郎チーフプロデューサーは「(脚本家の)三谷幸喜さんから『国盗り物語』の(元NHKアナウンサーの)中西龍さんみたいなナレーションがいい」とリクエストがあったことを明かし、「ある紀行番組を何気なく観ていた時に『いいな』と思ったのが有働アナだった。あくまでも目線を低く、いわば大地の視点から描きたいと考えていた『真田丸』が求めている声だと直感しました」と説明。「NHKのアナウンサーなので読みはしっかりしているし、向いていると思います」と太鼓判を押す。

屋敷CPは「母なる大地のように優しく温かく、時にチャーミングに愛を込めて見守る有働の語りに、視聴者の皆さんは、きっと引き込まれるに違いない。少なくとも僕は、有働由美子の声に、既に恋をしています」と期待を寄せている。

『真田丸』は、大河ドラマ『新選組!』(04年)を手がけた三谷氏が、戦国時代最後の名将・真田幸村、本名・真田源次郎信繁(のぶしげ)の生涯を、ダイナミックに、時にユーモアたっぷりに描いていく。天才の父・昌幸、秀才の兄・信幸の背を追いかけながら、家族と共に乱世を生き延びていくために、迷い、悩み、苦しみながら成長していく、家族愛と好奇心にあふれた次男坊・信繁の物語。

第1回「船出」は15分拡大版として放送。天正10年(1582年)2 月。名将・武田信玄の急死から9年、武田家は当主・勝頼(平岳大)のもと、絶体絶命の危機を迎えていた。重臣の裏切りをきっかけに織田信長の大軍勢が領内に侵攻、諸城が次々に陥落する事態に陥る。武田に仕える真田昌幸(草刈正雄)は上野国にある自らの居城・岩櫃城で織田を迎え撃つよう進言し、準備のため一足先に出発する。残された昌幸の息子、信幸(大泉洋)・信繁(堺)兄弟のもとを、人目を忍び勝頼が訪れ「岩櫃にはいかない」と告げる。甲斐の岩殿城へ逃げる武田の本隊と別れ、父の待つ岩櫃に向かうことを決断する兄弟。敵が目前に迫る中、家族を守りながらの決死行が始まる。

■大河ドラマ『真田丸』放送情報

【総合】毎週日曜 後8:00

【BSプレミアム】毎週日曜 後6:00

再放送【総合】毎週土曜 後1:05

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