軽井沢スキーバス転落、14人死亡 運行会社は2日前に運行停止処分(UPDATE)

1月15日午前2時ごろ、長野県軽井沢町の国道18号の碓氷バイパスで、スキーのツアー客ら41人を乗せたバスが道路脇の斜面に転落した。
時事通信社

(UPDATE 2015/01/15 17:32)

1月15日午前2時ごろ、長野県軽井沢町の国道18号の碓氷バイパスで、スキーのツアー客ら41人を乗せたバスが道路脇の斜面に転落した。共同通信などが報じた。

運転手2人を含む男性9人女性5人の計14人が死亡した。ほかに27人の負傷者が、長野県や群馬県の複数の病院に搬送されて手当てを受けている。

軽井沢スキーバス転落事故

バスには運転手2人と乗客39人が乗っており、乗客の大半が10〜20代の若者だった。14日深夜に東京・原宿を出発し、午前8時に長野県の斑尾高原のスキー場に到着する予定だった。バスは緩いカーブを走行中、対向車線へはみ出した後、ガードレールをなぎ倒して道路右側に転落。斜面で横倒しになり、フロントガラスが割れるなど車体前面が破損した。

ツアーを企画したのは東京都渋谷区の旅行会社「キースツアー」。「格安スキーツアー」などとして、長野、新潟、群馬方面へのスキーツアーを企画、販売していた。福田万吉社長が15日午前、報道陣の取材に応じ、「事故を起こし、大変申し訳ない」と謝罪した

NHKニュースによると、今回事故を起こしたバスを運行していた東京・羽村市の「イーエスピー」は、事故2日前の13日に関東運輸局から、監査の結果、運転手の健康状態を把握していなかったなどとして、所有するバスのうち1台について、運行停止の行政処分を受けていたという。

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