台湾総統選で勝利した民進党の蔡英文(ツァイ・インウェン=59)氏は1月16日、沖縄県・尖閣諸島が台湾領だと改めて主張した。中時電子報などが報じた。
この日の夜の勝利会見で、記者団から「東シナ海で起こっている摩擦について、何か計画があるか。安倍政権との関係についてはどうか」などと問われた蔡氏は、「釣魚台(尖閣諸島の台湾名)は、台湾に属しています」とコメント。ただし、「日本との関係はとても重要。なぜなら、主権論争が2国の関係に影響を与えてほしくはないからです。領有権の問題は存在するが、日本との強力な関係はこのまま続きます。これには、経済や、安全保障、文化、その他の交流が含まれ、協力を続けます」と述べた。
また、南シナ海については、国際法に従って主権を主張し、緊張の原因を引き起こすものには反対の立場を取るなどと語った。
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