SMAP謝罪は「パワハラだ」 BPOに2800件の意見 "偏った感想だけ放送"との批判も

「パワハラだ」「無理やり謝罪させた」などの抗議が、1カ月で約2800件寄せられた。
The Huffington Post

放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送倫理検証委員会は2月12日、人気グループ「SMAP」が生放送で独立騒動を謝罪した1月18日放送の「SMAP×SMAP」(フジテレビ系)について、視聴者から1月だけで約2800件の意見が寄せられたことを明らかにした。「パワハラだ」「無理やり謝罪させた」などの抗議が多かったという。共同通信などが報じた。

BPOの公式サイトには、実際に寄せられた意見が公開されている。「パワハラだ」という意見の他にも、「番組で取り上げられたツイートが、サイトで見た印象とは違う」「街頭インタビューの様子は、偏った意見、感想だけを放送しているのではないか」などの意見がある。

・番組公式ツイッターで、アイドルグループの会見に対する感想を募集していた。番組で取り上げられたツイートは、会見に対して肯定的な意見がほとんどで、私がサイトで実際に見た多くのツイートの印象とは真逆だった。これは情報操作ではないか。報道番組であるにもかかわらず、虚偽の印象を作り上げ、それをあたかも真実であるように視聴者に伝えているということはどうなのだろうか。(中略)

・アイドルグループの解散報道について、街頭インタビューの様子を流した。みなさん口々に解散しなくて良かった、存続になって良かったという内容ばかりだった。ネットでは逆の意見や、謝罪するべきことなのかなど、4人を心配する声、1人を非難する声など、様々な声が挙げられている。どちらかというと良かったという意見は少なかった。偏った意見、感想だけを放送しているのではないのか。

2016年1月に視聴者から寄せられた意見 | BPO | 放送倫理・番組向上機構 |より 2016年1月)

これらの意見について、放送倫理検証委員会の川端和治委員長は、「我々が扱う案件かどうかという観点でいうと、本人たちから被害を受けたという訴えがあれば別だが、放送された内容それ自体が放送倫理違反というわけではない」とコメント。審議入りしない考えを示した。

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