「アラジン」と「美女と野獣」には意外なつながりがあった?

ネット上では、「美女と野獣」と「アラジン」の間に隠された繋がりがあるのでないかという噂が広まっている。

ネット上では、「美女と野獣」と「アラジン」の間に隠された繋がりがあるのでないかという噂が広まっている。

そのとは、「美女と野獣」の中で主人公ベルが自分の好きな本について話すシーンで、ベルは「アラジン」のことを話している、というものだ。

この説はTumblrユーザーのDisneymomさんが共有し話題になったのだが、この話自体は数年前から指摘されていたようだ。

ベルが本屋に行って、好きな小説を手に取るシーンだ。ベルはそれまでに2回読んだ本なのだが、どうしてその本が好きなのかについて説明している。そしてベルは、「遠い国の話で、激しい剣での戦いや、魔法、変装した王子がでてくるから」と言っているのだ。

この話、どこかで聞いた覚えはないだろうか?

今にもアラジンの「ホール・ニュー・ワールド」が聞こえてきそうな話だ。

ベルは本屋のシーンで密かに「アラジン」のストーリーのことを言っているのかもしれない。さらにベルはその後で、「彼女はここで素敵な王子様に会うの、でも3章まではそれが彼だと気付かないの」と言っている。これもまた、アラジンがどのように王子に変装したのかを言っているようにも聞こえる。

しかし、全ての点が線になったわけではない。例えば、アラジンはあくまで王子に変装した一般人なのであって、「変装した王子」ではないのだ。また、この本の挿絵はあまり「アラジン」のように見えない。

「アラジン」は「美女と野獣」の1年後に公開された作品だ。だから「美女と野獣」の中で、新作映画の内容を示唆した可能性は十分に考えられる。ピクサーはよく、これをやる。

でも本当に「アラジン」と「美女と野獣」の間には関係があるのだろうか?ハフポストUS版は元ディズニーのアニメーターで、現在はUSCのアニメーション・アンド・デジタルアーツのジョン・C・ヘンチ部門でチェアマンを務める、トム・シトー教授に尋ねてみた。ディズニーで仕事をしていた時、シトー教授はどちらの作品にも携わったとのことだが、「そんな話はこれまでに聞いたことがありません」と話している。

しかし、シトー教授は可能性を完全には否定しなかった。シトー教授は、「どちらの作品も音楽の歌詞を書いたのはハワード・アッシュマンです。(噂のセリフが登場する歌)『ベル・ボンジュール』を書いた時、彼の頭の中には何かしら考えがあったのかもしれません。彼は非常に頭の切れる人物で、かなり早い段階で『アラジン』の楽曲にも着手していましたから」と続けた。

シトー教授はこの繋がりを認めたわけではないが、「美女と野獣」と「アラジン」の間には、別の「つながり」があることを教えてくれた。

「(「アラジン」に登場する国王)サルタンがおもちゃをたくさん積み上げて、(悪役の)ジャファーがそれにつまづいて転ぶシーンがあります。その中のフィギュアの一つが、美女と野獣の『野獣』なんです」

この記事はハフポストUS版に掲載されたものを翻訳しました。

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