武田双雲さん「たぶん僕もADHD」 発達障害の可能性をブログで告白

書道家の武田双雲さんが3日、自身のブログを更新し、発達障害のひとつであるADHDの可能性があることを明かした。
時事通信社

書道家の武田双雲さん(40)が3月3日、自身のブログを更新し、発達障害のひとつであるADHD(注意欠陥・多動性障害)の可能性があることを明かした。

ブログのタイトルは「たぶん僕は今で言うと精神の病気?」。冒頭、アップルの創業者スティーブ・ジョブス氏がADHDだったとするネットニュースのキャプチャー画像を引用し、次のように続けた。

たぶん、僕もADHD。度合いはわかんないけど。

たとえば学生の時椅子を作る授業ど僕だけ完成せず、まったく椅子にならなかったり、裁縫がまったくできない、何度頑張っても三角おにぎりも、箸もちゃんと握れない、黒板の文字がすぐにゲシュタルト崩壊していく。授業が次の科目に移ってることがわからなくなるなど。まわりが就職活動してることの意味がわからなかった。三回ともバイトはすべて首。

学校では人と合わなかったけど両親やまわりにそれをよい個性と受け入れてくれる人がいて恵まれてよかったなぁと思う。

書道家・武田双雲 公式ブログ『書の力』Powered by Amebaより 2016/03/03)

発達障害とは、コトバンクなどによると、脳機能の先天的な障害が原因とされ、人の気持ちを読み取りにくく意思疎通が苦手な自閉症などの「広汎性発達障害」、高機能広汎性発達障害(アスペルガー症候群・高機能自閉症)、落ち着きがない「ADHD(注意欠陥・多動性障害)」、読み書きに問題を抱える「学習障害」などがある。言葉を促すトレーニングなど、特性にあった様々な治療を受けることで、学校生活や社会に適応しやすくする。

ADHDは、幼児期に現れ、不注意(物事に集中できない、忘れ物が多い)、多動性(落ち着きがない、じっとしていられない)、衝動性(突飛な行動を取る、順番を守れない)などを特徴とする。

武田さんは熊本県生まれ。3歳から書道家の母に師事。東京理科大卒。NTT入社後、25歳で書道家になった。NHK大河ドラマ「天地人」などの題字や、書のパフォーマンスで知られる。

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落ち着きがない

ADHDかも知れない15のサイン

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