「東京、ある程度不便でないとダメ」待機児童問題で務台俊介・衆院議員が発言【保育園落ちた日本死ね】

待機児童問題に関連して、自民党の務台俊介衆院議員が17日、「東京に行くとコストがかかって不便だというふうにしないと駄目だ」と発言した。

待機児童対策が問題となっていることに関し、自民党の務台俊介衆院議員(長野2区)は3月17日、国会内で開かれた会合で「『保育所落ちた』という話もあるが、全部便利にしてしまうと、ますます東京に来て子育てをしようということになる。東京にいると、ある程度コストがかかって不便だというふうにしなければ駄目だ」と述べた時事通信ニュースは、この発言について「待機児童問題が深刻化している都市部住民の反発を招く可能性もある」と指摘している。

自民党の「行き過ぎた東京一極集中を打破する議員連盟」での発言。17日が初会合で、地方選出の議員約20人が出席した。川崎二郎元厚生労働相が会長に就任した

待機児童の問題では、匿名ブログ「保育園落ちた日本死ね!!!」が話題となっている。ブログは政府の「1億総活躍社会」のかけ声とは裏腹に、なかなか解消しない待機児童の問題を指摘する内容で、ネット上では賛同が広がっている

東京新聞は18日、会合に出席した務台氏について「務台氏は途中退席し、ブログについて『本当に保育所に入りたくてやっているのか、安倍晋三首相が嫌いで言っているのか、よく分からない。実態を調べないといけない』と記者団に述べた」と報じている。

務台氏の発言を受け、自民党の谷垣禎一幹事長は18日の記者会見で、「表現の問題がある。不便にすればいい、というわけではない」と苦言を呈した

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