中村歌江さん死去　女形のベテラン歌舞伎俳優

女形のベテラン歌舞伎俳優、中村歌江（本名・中山幸男）さんが3月26日、肺炎のため都内の病院で亡くなった。83歳だった。東京都出身。テレ朝newsなどが報じた。

1951年(昭26)、六代目中村歌右衛門に入門し、同10月、中村歌治を名乗り、大阪歌舞伎座「双蝶々曲輪日記」で初舞台。57年7月、歌舞伎座「鏡山旧錦絵」で二代目加賀屋歌江を襲名。96年(平8)4月、歌舞伎座「河内山」で初代中村歌江と改名し、幹部昇進した。

　

（【訃報】中村歌江さん逝くより 2016/03/27 16:00）

古風な風情を醸すベテラン女形で、時代物の局（つぼね）や世話物の女房、老け役など脇から支える貴重な女方として活躍した。2008年に文化庁長官表彰、2013年に第十九回日本俳優協会賞特別賞を受賞した。

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