宇多田ヒカル、新曲2曲のMV&フル配信解禁 『とと姉ちゃん』主題歌も

5年4ヶ月ぶりに再始動したシンガー・ソングライターの宇多田ヒカルが15日、新曲2曲のミュージックビデオ(MV)を一挙公開した。
NEW YORK - MARCH 25: Singer Utada visits the Sephora store on Fifth Avenue on March 25, 2009 in New York City. (Photo by Brad Barket/Getty Images)
NEW YORK - MARCH 25: Singer Utada visits the Sephora store on Fifth Avenue on March 25, 2009 in New York City. (Photo by Brad Barket/Getty Images)
Brad Barket via Getty Images

宇多田ヒカル、新曲2曲の全貌が明らかに MV&フル配信解禁

5年4ヶ月ぶりに再始動したシンガー・ソングライターの宇多田ヒカルが15日、NHK連続ドラマ小説『とと姉ちゃん』の主題歌「花束を君に」、日本テレビ『NEWS ZERO』テーマ曲「真夏の通り雨」のミュージックビデオ(MV)2本を公式サイトおよびGYAO!で一挙公開した。MVを観た宇多田は「より楽曲が入り込んでくる映像ができた」と喜んでいるという。

「花束を君に」MVは、朝ドラ『とと姉ちゃん』のオープニング(OP)アニメーション映像を担当している切り絵作家・辻恵子氏が担当。OP映像の青い服の女の子がMVでも登場するほか、新しいキャラクターも加わり、辻氏いわく「現代的、あるいは近未来的な姉妹作品」に。昨年7月に第1子男児を出産し、ママになって初の新曲は歌声に優しさが増したと評判だが、辻氏も「宇多田ヒカルさんの歌声、歌詞は聴きこむほどに深く、絵で共演できたこと、とても光栄です」と感激する。

演出を担当した映像ディレクター・小川純子氏は「どんなに離れたくない関係にも、避けられない別れがやってくることがあります。忘れえぬ人への想いを花束に寄せてストーリーを描こうと思いました。花束を受け取る『君』は、自分自身の本来の姿を認め、暮らしを選び、還る女性としました」と解説した。

一方、「真夏の通り雨」のMVは、日本の原風景を美しい映像に収めてきた映像作家・柘植泰人氏が監督を務めた。「何の前触れもなく過去の記憶がふっと蘇って心を持っていかれるさまをなんて言うんだろう。今回の楽曲を聴いてそんなことを思いました。断片的なイメージの中に、観る人それぞれの記憶が想起されるような映像を目指しました」と作品に込めた思いを話した。

きょう15日から主要配信サイトで両曲のフルバージョンのダウンロード販売、ラジオ、USENでのオンエアが一斉スタート。両曲の歌詞が全文掲載された特設サイトもオープンし、楽曲の全貌が明らかになる。5月下旬からはハイレゾ、4K、HDR化されたMVが、パナソニックの4K対応テレビの新製品で店頭デモンストレーションされる予定。

■「花束を君に」MV(GYAO!)30秒バージョン

■「真夏の通り雨」MV(GYAO!)90秒バージョン

■新曲特設ページ(歌詞全文掲載)

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