九州で雨風強まるおそれ 「土砂災害の危険性高い」気象庁が警戒呼びかけ【熊本地震】

「九州では今夜から雨や風が強まるおそれがあり、土砂災害などの危険性がさらに高まる」と警戒を呼びかけた。
時事通信社

気象庁の橋本徹夫地震予知情報課長は、4月16日午後の会見で「九州では今夜から雨や風が強まるおそれがあり、土砂災害などの危険性がさらに高まる」と警戒を呼びかけた。FNNニュースなどが報じた。

熊本県阿蘇市は、16日午後3時30分までに、市内の15地区973世帯2712人に避難勧告を発令した。地震によって地盤が緩んでいるうえ、今後は降雨が予想され、土砂災害のおそれがあるという。NHKニュースなどが報じた。熊本県の蒲島郁夫知事は「危険箇所に住む人は自宅にとどまらず、明るいうちに避難所などに移動してください」と早めの行動を呼び掛けた

NHK ONLINEによると、熊本県では16日午後5時39分までに、菊池市、宇城市、美里町、小国町、南小国町、甲佐町、西原村にも避難勧告が出ている。また、天草市では避難準備情報が出された。

大分県竹田市も、降雨による土砂崩れのおそれがあるとして、16日午後4時、市内全域の1万463世帯2万3114人に避難準備情報を出した

気象庁では、今後も激しい揺れを伴う地震が発生するおそれがあるとして、建物の倒壊や土砂災害などに警戒するよう呼びかけている

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