熊本地震で欠航が続いていた熊本空港は4月19日、4日ぶりに航空各社の一部の便の運航が再開された。午前7時40分ごろ、第1便となる羽田空港発の全日空便が熊本空港に到着した。産経WESTなどが伝えた。
乗客の一人で熊本県八代市に実家がある大学院生、矢倉裕也さん(26)は、人工透析治療を受けながら避難した母を心配して帰郷。「やっと戻れてうれしい。早く帰って母の顔を見たい」とほっとした様子。トランクに非常食や乾電池を詰め込んできた東京都目黒区の会社員、熊川雅己さん(27)は仕事を休んで駆け付けた。「実家の母から避難所では支援物資を受け取るだけでも行列に並び、疲れると聞いた」と険しい表情を見せた。
(【熊本地震】熊本空港に到着便、一部運航再開…4日ぶり、大阪や羽田発など18便 帰郷客「やっと戻れてうれしい。母の顔見たい」 - 産経WESTより 2016/04/19 08:08)
19日に運航が再開されるのは、全日空、日本航空、ソラシドエア、フジドリームエアラインズの羽田や大阪などから熊本に到着する一部の便の計18便。ただ、熊本出発便は、ターミナルビルが被害を受け手荷物検査ができないため19日も全便が欠航する。
【UPDATE】
フジドリームエアラインズは、19日午後3時、熊本空港発県営名古屋空港行きの便の運航を再開すると発表した。(2016/04/19 14:58)
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