同性のペンギンカップル、本当の自分たちでいられる場所を見つける

2羽はメスペンギンには見向きもせず、お互いにしか興味を示さなかった。
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オスのキングペンギン、スタンとオリはベルリン動物園の繁殖プログラムに参加していた。しかし、ニュースサイト「ローカル」によると、2羽はメスペンギンとの繁殖にはあまり興味が無かったようだ。

「スタンとオリがゲイかどうかはわかりません。しかし2羽はお互いにしか興味を示さず、他のメスペンギンには見向きもしませんでした」とベルリン動物園の広報、クリスティアン・リース氏がハフポストUS版に話してくれた。

繁殖プログラムには向かないと判断されたスタンとオリは、4月2日にハンブルクにあるハーゲンベック動物園に移された。

ドイツ通信社によると、ハーゲンベック動物園にはオスのフンボルトペンギンカップル、ファンとカルロスも暮らしている。

この2組以外にも、つがいになった同性ペンギンはいる。2012年にはスペイン・マドリードの動物園で、オスのジェンツーペンギン、インカとラヤが飼育員からもらった卵を孵化させ、子育てをして話題になった。中国でも、2011年にオスのペンギンカップルが子育てをしている

スタンとオリは今、本当の自分でいられる場所で幸せに暮らしている。

リース氏によると、スタンとオリがいなくなったベルリン動物園には、オランダの動物園から新しいオスのペンギンが来ることになっている。新しいペンギンが、メスペンギンたちに少しは興味をもってくれたら、とベルリン動物園のスタッフたちは願っている。

ベルリン動物園に新しくやって来たオスペンギンたち。

ハフポストUS版に掲載された記事を翻訳しました。

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