トランプ氏、過半数の代議員を確保 7月の党大会前に指名確実へ

2016年11月に行われる予定のアメリカ大統領選挙で、共和党のドナルド・トランプ氏が、党の候補者指名の獲得に必要な過半数の代議員を確保した。
Republican presidential candidate Donald Trump acknowledges the crowd after giving an energy speech at the Williston Basin Petroleum Conference, Thursday, May 26, 2016, in Bismarck, N.D. (AP Photo/Charles Rex Arbogast)
Republican presidential candidate Donald Trump acknowledges the crowd after giving an energy speech at the Williston Basin Petroleum Conference, Thursday, May 26, 2016, in Bismarck, N.D. (AP Photo/Charles Rex Arbogast)
ASSOCIATED PRESS

2016年11月に行われる予定のアメリカ大統領選挙で、共和党のドナルド・トランプ氏が、党の候補者指名の獲得に必要な過半数の代議員を確保した。5月26日までにAP通信などが報じた。

共和党の指名獲得に必要な代議員数は、過半数の1237人。AP通信は、自由に投票できる立場の代議員が7月に開かれる党大会でトランプ氏に投票する意向を示したことで、獲得代議員数は1238人となり指名獲得を確実にしたと報じた。ABCニュースは、トランプ氏が獲得した代議員数は1239人と報じた上で、共和党の候補指名を得るために必要な代議員数に達したと伝えた。

トランプ氏は、他の候補者が撤退を表明したことから、すでに共和党の指名獲得を確実にしている。最新の各報道機関の世論調査の平均値でも、初めてヒラリー・クリントン氏を上回った

この日トランプ氏はノースダコタ州の演説で、クリントン氏がまだ民主党予備選に決着をつけられていないことに触れ、「我々は大多数の人々から支持を得ることができた」と述べた。また、大統領にな当選した場合、地球温暖化対策の新たな国際枠組み「パリ協定」から脱退することも表明した

トランプ氏は7月の共和党大会で、党の大統領候補として正式に指名される見通しだが、ポール・ライアン下院議長など党主流派の有力政治家らは支持を保留、もしくは反対しており、党内をまとめられるかが課題となっている

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