「仲間。1つの失敗でダメとはならない」山本圭壱復帰で岡村隆史ら秘話明かす

「10年前に迷惑をかけた人にどれだけ返せるかという生き様(を見せる)しかない」(相方の加藤浩次)
時事通信社

お笑いコンビ「極楽とんぼ」の山本圭壱(48)が、7月30日放送のフジテレビ系のバラエティ番組「めちゃ×2イケてるッ!」(めちゃイケ)の特番で10年ぶりに地上波復帰。放送に先立つ事前番組で30日午前、司会のナインティナインや相方の加藤浩次らが復帰にあたっての心境を明かした。

番組では、スタッフから復帰の事実が告げられたメンバーの1人1人のコメントが放送された。相方の加藤浩次は「山本の覚悟を聞きたい。戻ってくるということは、10年前に迷惑をかけた人にどれだけ返せるかという生き様(を見せる)しかない。本人の覚悟ですね」と心境を語った。

また、2010年に病気で休養した経験のある岡村隆史は、休養する約半年前に、山本から、「大丈夫か、しっかり休め」という体調を心配するメールを受け取ったという秘話を明かした。そして、「自分が倒れかけた時に、手を差し伸べてくれた。僕自身はどうかというと、(彼に)何もしていない。仲間やから、1つの失敗でもうダメ、あいつナシってはならない」と山本の復帰を支える思いを語った。

また、番組に山本が出演することについては「ほったらかしたまま(放送)20周年を迎えられない。宿題を片付けないと次にいけない」と岡村。

一方で、山本が2015年1月に単独ライブで活動を再開したり、宮崎県内のラジオ番組に出演していたことは番組側に報告がなかったとして「(レギュラー出演者)一同は、違和感を抱いていた」とも明かされた。

■山本圭壱ってどんな人?

山本は1989年に加藤浩次ともに「極楽とんぼ」を結成。96年の番組開始から加藤ともに「めちゃイケ」にレギュラー出演したことでブレイクした。しかし、2006年に17歳の少女から、北海道・函館市内で「性的暴行を受けた」と警察に被害届が提出されたことで、所属事務所の吉本興業に解雇された。

不祥事後は芸能活動を休止し、引退状態となっていたが、2015年1月に単独ライブで活動を再開。同年7月には加藤のライブに飛び入りで登壇。加藤は「いつか一緒にコントができると思っている」、ロンドンブーツ1号2号の田村淳(42)も「かわいがってもらった後輩として背中を押したい」と語るなど芸人仲間からは復帰を望む声が上がっていた

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