東京オリンピックの追加競技が決定 野球・ソフトが復活、空手など初採用

2020年の東京オリンピックで、野球・ソフトボール、空手など5競技18種目の追加実施が決まった。

国際オリンピック委員会(IOC)の総会が8月3日(日本時間4日)にブラジル・リオデジャネイロで開かれ、2020年の東京オリンピックで野球・ソフトボール、空手、スポーツクライミング、サーフィン、スケートボードの5競技18種目を実施競技に追加することを一括承認した。毎日新聞などが報じた。

野球・ソフトボールは2008年の北京オリンピック以来、3大会ぶりの復活。日本発祥の空手、若者に人気のあるスケートボード、スポーツクライミング、サーフィンは、いずれもオリンピック初採用となる。

IOC総会では、「(アメリカの)大リーグのトップ選手の参加は保証されているのか」と野球への懸念も出たが、IOC委員の挙手による採決では満場一致で賛成となった。開催都市が提案した種目がオリンピックで実施されるのは史上初。 競技の実施は1大会に限られ、パリやロサンゼルスが名乗りを上げている2024年夏季オリンピックの追加競技は改めて検討される。

今後、大会組織委が各競技の会場を決定する。野球・ソフトボールは横浜スタジアム、空手は日本武道館、サーフィンは千葉県一宮町などの外房エリア、スポーツクライミングとスケートボードは東京・お台場が候補地に挙がっている

追加種目が正式決定したことを受け、東京都の小池百合子知事は「うれしく思う」と歓迎した上で、「大会準備がますます本格化していく。すばらしい大会となるよう組織委員会と連携して取り組んでいく」とするコメントを発表した

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