レッチリのフリー、クリント・イーストウッドのトランプ擁護発言にかみつく

「おい、クリント・イーストウッド、俺も軟弱なやつだよ。でもな……」

レッド・ホット・チリ・ペッパーズのベーシスト、フリー

俳優・映画監督のクリント・イーストウッドが、今の世の中を「軟弱な時代」と呼び、人種差別発言を繰り返しているアメリカ大統領の共和党候補ドナルド・トランプ「正直な気持ちを言っているだけだ」と擁護したことに対して、レッド・ホット・チリ・ペッパーズのベーシスト、フリーが噛み付いた。

イーストウッドは「エスクァイア」誌のインタビューで、トランプの人種差別的発言で気分を害したとしても、「そんなくだらないことは放っておくべきだ」と語り、最近の「軟弱な世代」がポリティカルコレクトネス(人種・宗教・性別などの違いによる偏見・差別を含まない、中立的な表現や用語を用いること)に媚びていて、トランプのように本心を語る人物を責めていると批判している。

クリント・イーストウッド

フリー、本名マイケル・ピーター・バルザリーは、イーストウッドの発言に不快感を示し、彼による無神経なレッテル貼りをTwitterで切り捨てた。

おい、クリント・イーストウッド、俺も軟弱なやつだよ。でも俺たちは人種差別するような人間から進化したいって望んでいるんだよ。

まさにその通り。

イーストウッドは、2012年の共和党全国大会で、誰も座っていない椅子に向かい、そこにオバマ大統領が座っていると見立てて話しかけたような男だ。彼が最近の基本的な人間の品性について完全に理解していないの驚く話ではない。しかしイーストウッドが政治的に正しくない映画を作る傾向があったり、明らかに露骨な表現をすることを考えると、トランプが彼を副大統領候補にしなかったのは、かなり驚きだ。

ハフポストUS版編注:ドナルド・トランプ氏は世界に16億人いるイスラム教徒をアメリカから締め出すと繰り返し発言してきた嘘ばかりつき極度に外国人を嫌い人種差別主義者ミソジニスト(女性蔑視の人たち)、バーサー(オバマ大統領の出生地はアメリカではないと主張する人たち)として知られる人物である。

ハフポストUS版より翻訳・加筆しました。

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