「引退も頭の中には出てきた」号泣の吉田沙保里、閉会式ではこんな表情【リオオリンピック】

「今はすぐやる気にはならない」と空港で話した。

レスリング女子53キロ級決勝で敗れ涙を流す吉田沙保里選手(中央左)と、ねぎらう兄栄利さん(同右)=18日、ブラジル・リオデジャネイロ 時事通信社、撮影日:2016年08月18日

リオデジャネイロ・オリンピックのレスリング女子53キロ級で銀メダルを獲得した吉田沙保里は8月22日、リオの空港でインタビューに応じ「今はすぐやる気にはならない。引退も頭の中には出てきた。今まで引退というのは全然なかったんですけど」と引退の可能性を示唆した。スポニチなどが報じた。

決勝戦で敗れた直後、「ごめんなさい」と繰り返し悔しさを隠せず号泣する姿に涙を誘われた観客も多かったことだろう。しかし、21日の閉会式では、晴れやかな笑顔で堂々と行進する姿を見せてくれた。

閉会式に臨むレスリング女子の(左から)土性沙羅、登坂絵莉、吉田沙保里=21日午後、ブラジル・リオデジャネイロ[代表撮影]時事通信社、撮影日:2016年08月21日

「負ける悔しさも経験でき、貴重な五輪になった」と閉会式でコメントしていた吉田には、日本代表コーチへのオファーも。2020年東京オリンピックにはどんな立場で、どう関わるのかはまだわからないが、負けを経て、さらに「最強」になって帰って来る吉田の勇姿に期待したい。

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