猫ひろし、批判乗り越えカンボジアでも人気上昇「見たぞ、マラソン」「スーパースター」と言われる

「ありがとうニャー」

リオデジャネイロ・オリンピックの男子マラソンにカンボジア代表で出場したタレントの猫ひろしさん(39)が28日、日本に到着した。スポニチなどによると、成田空港で出迎えた芸人仲間や利用客に温かく迎えられ、「にゃー」とギャグも披露した。

猫さんのTwitterによると、オリンピック閉会式後25日にカンボジアに帰国しており、そこからの「来日」となった。スポニチによると、カンボジアでの反応について、「みんな喜んでくれた。多くの人に『見たぞ。マラトン』と声を掛けられた」と話した。また、行きつけのサウナ店の従業員に「初めて指をさされた」とも明かしたという。

朝日新聞デジタルなどによると、猫さんがカンボジア国籍を取得したのは2011年。きっかけは、2009年の堀江貴文さんのネット番組で「猫ひろし再生計画」として提案された「国籍を変えてオリンピックに出る」という企画だった。

2012年のロンドン五輪では、いったんは代表に内定したが国籍を取得して間もないことを理由に出場を逃した。日本では批判も強く「落選したカンボジア選手が可哀想」などの批判も寄せられ、Twitterなどを見るのが怖かった時期もあったという。その一方で、カンボジアではオリンピック自体への関心が薄く、猫さんを知っている人はほとんどいなかったという。

しかし、猫さんはリオオリンピック後、Twitterでも現地で「スーパースター」と呼ばれたといい、道端でカンボジアの人々と乾杯する画像を投稿していた。リオオリンピックでの力走に、カンボジアでも人気・知名度が上昇したようだ。

Twitterでは、閉会式に駆け付けた堀江さんとのツーショットも掲載していた。

4年後の2020年の東京五輪に出場するか?との質問には、「4年後は43歳。猫なら2回は死んでる」と即答を避けつつも、「走ることは続けるから、良いタイムが出れば考える。舞台は東京ですからね」と話したという。

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