ミスティ・コープランド、"新時代の女王"の写真集が美しい。世界最高峰バレエ団のプリンシパル

写真家グレッグ・デルマンは2011年、雑誌の紙面でその人物、ミスティ・コープランドを初めて目にした。

GREGG DELMAN

写真家グレッグ・デルマンは2011年、雑誌の紙面でその人物、ミスティ・コープランドを初めて目にした。彼女の強いまなざしと鍛え上げられた肉体に魅了されたデルマンは、コープランドの代理人に電話し、「このバレリーナを撮影させてほしい」と依頼した。

これはもちろん、彼女が世界最高峰のバレエ団「アメリカン・バレエ・シアター」でアフリカン・アメリカン初のプリンシパル・ダンサーに上りつめる前の話だ。しかし、デルマンがこの写真集の前書きで述べている通り、ミスティ・コープランドは当時すでにとても忙しい女性だったという。

デルマンは、なんとか1回目の撮影を取りつけ、その後6、7回のフォトセッションを重ねて、コープランドとともに一連の写真作品を生み出した。現代のバレエ界で最も名高いバレリーナを祝福するイメージの数々を。コープランドが跳躍し、体をしならせ、強いまなざしでカメラを見つめる姿を——。

GREGG DELMAN

写真集の説明書きにはこうある。「コープランドはたった1人で、閉鎖的なバレエの世界に個性と多様性を吹き込んだ。彼女はバレエをポップカルチャーとして楽しむ観客を生み出し、この伝統あるダンスに対する世の中のイメージを変えようとしている。バレエ界を象徴する地位にいながら、変化を促す存在でもあるのだ」

コープランドは写真集の前書きで、「バレエには、単なるダンス以上のコミュニケーションの力がある」と強調する。「バレエは体の動きにすぎませんが、とても内面的な芸術でもあります。私たちダンサーは、自分の体を使って多くの物語を伝えているのです」

本の発売に先駆けて、デルマンが撮影した写真をいくつかご紹介しよう。写真集「Misty Copeland」はUSで9月27日に発売予定だ。

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ミスティ・コープランド 写真集


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この記事はハフポストUS版に掲載されたものを翻訳しました。