女優アンジェリーナ・ジョリーから離婚の申し立てを受けた俳優ブラッド・ピットは、フランスからアメリカへの飛行中に、プライベートジェット内で自分の子供たちに言葉や身体的な暴力をふるったという児童虐待疑惑に関して公式な発表は出していない。しかし、芸能誌「ピープル」は、その出来事を知る情報筋の話として、「ピットは長男のマドックス君を殴っていない」と報じている。
エンタメサイト「レイニー・ゴシップ」によると、情報筋がピープル誌に情報を提供するのは、自分の言い分を通すための、ピットの常套手段だという。
ピットとジョリーと長男マドックス、2013年の映画芸術科学アカデミー理事会ガバナーズ・アワード授賞式、LAで。
ピットは当時酔っていて、妻のアンジェリーナ・ジョリーと口論していた。さらにピットは親子で口ゲンカまでしてしまい、どんどんエスカレートしてしまったという。
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しかし、この情報筋は「ピットは身体的には息子を傷つけなかった」と否定した。「ブラッドはマドックスの肩のあたりに触れました。でもマドックスは絶対に身体的な暴力をふるってはいません」
「ピットの立場は明確です。このケンカが身体的虐待のレベルに行かなかったし、誰も身体的に傷つかなかった。ピットは自分の手でマドックスに触れました。えぇ、なぜかと言うと、対立がどんどんエスカレートし、収拾がつかなくなっていたからです」
この情報筋はエンタメニュースサイト「エンターテインメント・トゥナイト」でも同じような証言をしている。この事件は完全に「親子の口げんか」で、「身体的虐待といった報道はどれもみんな大げさに言っているか、嘘だ」という。
ピットはジョリーとの間に6人の子供がいる。マドックスは最年長で、このカップルが交際を始めた2004年より前に誕生した。
ジョリーは2002年、マドックスが7カ月の時に彼を養子に迎えた。2006年にピットが公式にマドックスを養子とし、さらにマドックスとは血の繋がらない妹ザハラを養子にとり、夫婦の名字をとってザハラ・マーレー・ジョリー・ピットとなった。
ピットとジョリー、そして息子のマドックスが「インビクタス/負けざる者たち」の2009年プレミアでビバリーヒルズの映画芸術科学アカデミーに姿を現す。
2007年、ジョリーは家族の絆を深めてくれたのはマドックスだと語った。彼女はヴォーグ誌で「子供と父親の関係を築きあげるのはそう簡単なことではありません」と言っている。「マドックスに父親が必要だなんて今まで思いもしませんでした。特に私が会って間もない男の人がそうなるなんて全然思ってもみなかったんです。でももちろん、ブラッドのことをもより理解するにつれて、この人は素晴らしい父親になれる素質がある人だと気づきました。そして私とブラッドはマドックスに決定権を委ねました。息子は時間をかけてじっくり考えて、決断したんです」と、ジョリーは語っている。
ハフポストカナダ版より翻訳・加筆しました。
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