トランプ氏経営の高級ホテルに落書き「黒人の命も大切だ」「正義なくして平和なし」(動画)

これまでにトランプ氏は、人種差別的な言動で物議を醸してきた。

アメリカ大統領選の共和党候補ドナルド・トランプ氏が経営するワシントンD.C.の高級ホテル「トランプ・インターナショナル・ホテル」で、ホテルのエントランス脇の壁にスプレーのようなもので書かれた落書きが見つかった。ABCなどが10月3日に報じた。

落書きの内容は「Black Lives Matter(黒人の命も大切だ)」「No justice, no peace(正義なくして平和なし)」といったメッセージだった。

Twitterには、犯人と思われる人物が落書きをしている様子を捉えた動画が投稿されている。

これまでにトランプ氏は人種差別的な言動で物議を醸しており、この落書きもトランプ氏に批判的な人物の犯行とみられる。ホテル側はABCの取材に対し「現在捜査中のため、現時点ではコメントすることはない」としている。

アメリカでは近年、警察官による黒人射殺事件が頻発しており、こうした背景から人種差別に反対する「Black Lives Matter」という社会運動が起こっている。7月にはルイジアナ州バトンルージュで黒人男性が白人警官に射殺される事件などが発生している。

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